全学部共通授業科目 Common Undergraduate Courses

 全学部共通授業科目とは、複数の学部の学生を対象として、学部後期課程に開設される共通の授業科目をいいます。学部後期課程の学生が広く専門の枠を超えて履修するのが望ましいと考えた個々の授業科目を、開設学部が教育運営委員会に届け出たものであり、まとまった教育プログラムではありません。全学部共通授業科目は全体を検索表示することが可能であるとともに、開設部局等の中で全学部共通授業科目であることを示すために、各科目にもマークがついています。 Common Undergraduate Courses are offered to students in undergraduate program senior divisions spanning various education departments. The courses have been deemed by the faculty offering them to be ideal for a broad range of students in undergraduate program senior divisions, regardless of area of specialty, and the proposals of these courses have been submitted to the Education Steering Committee for approval. They are not an organized education program but individual courses. Common Undergraduate Courses can be displayed in their entirety and will appear in searches, also each class has a “Common” mark that indicates it is part of the Common Undergraduate Courses in the faculty.

Codesort Course Titlesort Lecturersort Semestersort Week/Periodsort
02200
FME5c01P3
共通 Common
グローバル生命倫理
Global Bioethics
赤林 朗
Akira Akabayashi
S1 月曜5限 月曜6限
Mon 5th Mon 6th
Cross Cultural Bioethics in Obstetrics and Pediatrics

To discuss, understand and become acquainted with some of the questioned raised in biomedical ethics through actual clinical cases in Obstetrics and Pediatrics

単位 Credit:2
他学部 Other Faculty:可 YES
教室 Room: 医学部3号館 S101
講義使用言語 Language:英語 English
04190031
FLE-HU4201L1
横断型 University-wide 共通 Common
死生学概論
Introduction to Death and Life Studies
堀江 宗正
Norichika Horie
S1S2 木曜2限
Thu 2nd
死生学の射程

死生学に関連する研究をおこなっている文学部・人文社会系研究科の教員が、死生学の主なトピックを取り上げて、現在の研究状況を概説する。それぞれ、人間の死と、死にゆく過程での生をめぐる諸問題、またそれらに関する思想や実践が取り上げられる。死生に関する多様なアプローチを学び、学際的思考の基礎を養う。なお、本講義は「応用倫理概論」と共に、部局横断型プログラム「死生学・応用倫理教育プログラム」の基幹講義である。

単位 Credit:2
他学部 Other Faculty:可 YES
教室 Room: 国際学術総合研究棟 3番大教室
講義使用言語 Language:日本語 Japanese
04190041
FLE-HU4202L1
横断型 University-wide 共通 Common
死生学特殊講義Ⅰ
Topics in Death and Life Studies I
堀江 宗正
Norichika Horie
S1S2 火曜3限
Tue 3rd
現代日本人の死生観を問う

 「日本人の死生観」とはどのようなものか。この問いに短く答えることは難しい。それほど複雑だからである。歴史的な穴も多い。過去の思想家が残した死生観に頼ろうとしても、現代人の死生観と関係があるか、それともその思想家の特殊な死生観でしかないのか、という疑問が残る。現代人だけに範囲を限定しても、多様な死生観がある。宗教観以上に曖昧で複雑な現代日本人の死生観にどのようにアプローチするか。すでにあるアプローチから、突破口を考えてゆきたい。

単位 Credit:2
他学部 Other Faculty:可 YES
教室 Room: 法文1号館 113教室
講義使用言語 Language:日本語 Japanese
04190042
FLE-HU4202L1
横断型 University-wide 共通 Common
死生学特殊講義Ⅱ
Topics in Death and Life Studies II
榊原 哲也
Tetsuya Sakakibara
S1S2 金曜5限
Fri 5th
死生のケアの現象学

 看護ケア理論や看護ケアの質的研究において、現象学という哲学が注目を集めて久しい。それは、あらゆる事象を「生活世界」における「意味」体験の次元から捉え直そうとする現象学的哲学の営みが、個々の患者やその家族の「病い」の体験を理解する視点と、それに対処する方途を与えうると期待されているからである。  本講義では、「現象学」という哲学の基本的な理解をもとに、「ケア」がどのような営みであり、また死生のケアにはどのような視点が必要かを、受講者が理解できるようになることを目標とする。  「疾患」と「病い」の区別を手がかりにしつつ、自然科学的・医学的なものの見方の特徴とその哲学的背景を明らかにしたあと、そうした見方では捉えられない生活世界的意味経験とケアの営みを、現象学という哲学がどのように明らかにしていくのかを、主としてベナーの現象学的人間観と現象学的看護理論に即して概説する。さらに、わが国で近年展開されている現象学的看護研究を概観し、「死生のケアの現象学」のさらなる可能性について考えたい。

単位 Credit:2
他学部 Other Faculty:可 YES
教室 Room: 法文1号館 314教室
講義使用言語 Language:日本語 Japanese
04190043
FLE-HU4202L1
横断型 University-wide 共通 Common
死生学特殊講義Ⅲ
Topics in Death and Life Studies III
澤井 敦
SAWAI Atsushi
S1S2 月曜2限
Mon 2nd
死と不安の社会学

 普段あまり考えることはなくても、何かのきっかけから、自分はなぜ生きているのだろうと「生きる意味」を問う瞬間が誰の人生にもあるだろう。そうした問いについて考える時、「生」には「死」という終わりがあるという事実が否応なく私たちに迫ってくる。  とはいえこの死、とりわけ自分の死について、普段あまり考えることはないかもしれない。ただ、あまり考えることがなくても、死という終焉が必ず訪れるという事実は、漠然とした不安感となって、私たちの生をなかば無意識のうちに覆うものとなる。  哲学・心理学・精神医学などにおいて、以上のような事態はさまざまなかたちで考察されてきた。ただ、この授業でとりわけ焦点を当てたいのは、端的に言えば、死や不安の社会的様相である。  死という不可解かつ不可知の現象は社会的にどのように処理されてきたのか・いるのか、また死を基底とする不安感は社会や文化の変動に応じてどのような様相を呈することになるのか。このような問いについて社会理論の観点から考察することがこの授業の目的である。

単位 Credit:2
他学部 Other Faculty:可 YES
教室 Room: 法文2号館 2番大教室
講義使用言語 Language:日本語 Japanese
04190044
FLE-HU4202L1
横断型 University-wide 共通 Common
死生学特殊講義Ⅳ
Topics in Death and Life Studies IV
会田 薫子
Kaoruko AITA
S1S2 水曜6限
Wed 6th
臨床死生学・倫理学の諸問題Ⅰ

臨床死生学および臨床倫理学の諸問題に関して、本学内外の研究者の研究発表とそれに基づく討議を行う。発表者およびテーマについてメールにて予め知らせるので、履修者・聴講者はメールアドレスを予め担当教員に知らせ、発表予定のテーマに関して予習した上で授業に参加することが望ましい。医療・介護の現場の実践者ないし現場に臨む研究者の発表が多く、現代社会における実際の課題について理解し考察を深めることを中心とする。当該学問領域の理論的な進展も扱う。なお、発表者の都合によって授業時間が若干変動することもあるので、履修希望者は初回のオリエンテーション等に参加し、予め担当教員に具体的な計画について問い合わせること。

単位 Credit:2
他学部 Other Faculty:可 YES
教室 Room: 法文2号館 1番大教室
講義使用言語 Language:日本語 Japanese
04190045
FLE-HU4202L1
横断型 University-wide 共通 Common
死生学特殊講義Ⅴ
Topics in Death and Life Studies V
会田 薫子
Kaoruko AITA
A1A2 水曜6限
Wed 6th
臨床死生学・倫理学の諸問題Ⅱ

S学期に続き、臨床死生学および臨床倫理学の諸問題に関して、本学内外の研究者の研究発表とそれに基づく討議を行う。発表者およびテーマについてメールにて予め知らせるので、履修者は下記「授業計画」の項目にあるサイトから「死生学・応用倫理センター メルマガ」に登録することが望ましい。 発表は医療・介護の現場の実践者ないし現場に臨む研究者のものが多く、現代社会における実際の課題について理解し考察を深めることを中心とする。また、当該学問領域の理論的な進展も扱う。なお、発表者の都合によって授業時間が若干変動することもあるので、履修希望者は初回のオリエンテーション等に参加し、予め担当教員に具体的な計画について問い合わせること。

単位 Credit:2
他学部 Other Faculty:可 YES
教室 Room: 法文2号館 1番大教室
講義使用言語 Language:日本語 Japanese
04190046
FLE-HU4202L1
横断型 University-wide 共通 Common
死生学特殊講義Ⅵ
Topics in Death and Life Studies VI
会田 薫子
Kaoruko AITA
A1A2 木曜3限
Thu 3rd
臨床老年死生学入門

超高齢社会における臨床死生学と臨床倫理学の問いに関する理解と思索をめざす。 予定トピック:超高齢社会の医療とケアに関わる諸問題(人口動態、加齢のプロセスに関わる臨床的な諸問題、医療と介護の制度、End-of-Life Care(EOLC)の概念、EOLCと緩和ケアとその心理・社会・スピリチュアル面の諸問題、生命維持とその差し控え・終了に関わる問題、尊厳死・安楽死・医師による自殺ほう助など)

単位 Credit:2
他学部 Other Faculty:可 YES
教室 Room: 法文2号館 1番大教室
講義使用言語 Language:日本語 Japanese
04190047
FLE-HU4202L1
横断型 University-wide 共通 Common
死生学特殊講義Ⅶ
Topics in Death and Life Studies VII
早川 正祐
S1S2 木曜3限
Thu 3rd
共感とケアの哲学

 臨床(教育)の場において、共感やケアの重要性が盛んに指摘されている。にもかかわらず、その内実はそれほど分析的に吟味されていない。こういった現状を踏まえ、臨床をめぐる倫理における鍵概念である「共感」と「ケア」について、それが指示する事象の豊かさを尊重する仕方で、その意味内容を批判的に検討していきたい。  より具体的には、英語圏で1980年代以降に登場してきたケアの倫理(Ethics of Care)において、共感やケア、またそれらの概念と不可分な、ニーズ・応答責任(responsibility)・脆弱性(vulnerability)・依存性(dependency)・受容性(receptivity)といった概念が、どのようなものとして捉えられてきたのかを検討する。とりわけ、ケアの倫理の代表的な論者であるキャロル・ギリガン、ネル・ノディングズ、エヴァ・キテイの議論を丁寧に見ていくことで、人間の傷つきやすさと依存性を根本に据えるケアの倫理が、主流の倫理学(もちろん一枚岩ではないが)に対して、どのような独自の貢献をしうるのかを批判的に考察する。

単位 Credit:2
他学部 Other Faculty:可 YES
教室 Room: 法文2号館 2番大教室
講義使用言語 Language:日本語 Japanese
04190048
FLE-HU4202L1
横断型 University-wide 共通 Common
死生学特殊講義Ⅷ
Topics in Death and Life Studies Ⅷ
早川 正祐
A1A2 水曜2限
Wed 2nd
認識をめぐる不正義と責任――現代認識論の一展開

 2010年代以降、英語圏の認識論で盛んに論じられるようになった「認識をめぐる不正義」(epistemic injustice)の問題と、その不正義を是正する「認識をめぐる責任」(epistemic responsibility)の問題を考察する。そのことを通じて、「認知する」や「認識する」といった営みに否応なく孕まれている倫理的な次元を、その社会的な含意も踏まえつつ、明らかにする。  哲学の分野においては、認識論と倫理学は別々の領域に属するものとしばしば――「常に」ではないが――見なされてきた。しかしながら、私たちの具体的な生活の場面を考えてみると、多くの場合、倫理の問題は同時に認識の問題でもある。例えば、疾病や障がいによる差別、性別による差別、人種による差別においては、認識自体が、力関係によって媒介され、相対的に弱い立場に置かれた者は発言権を奪われ、沈黙を余儀なくされることがある。また勇気をもって窮状を訴えたとしても、それは正当な証言としては見なされず軽視されるかもしれない(「証言をめぐる不正義」)。さらに言えば、そもそも、当事者の苦境にたいして、周囲の人々の関心が低いため、その苦境を表現する言葉が開発されず、その結果、本人はその苦境を訴える言葉自体を奪われているかもしれない(「解釈をめぐる不正義」)。 本講義では、まず主にフェミニスト認識論(ないし社会的認識論)による「認識をめぐる不正義」論の基本的な発想・概念を概観・検討する。その際、臨床の文脈において、その基本的発想・概念が、どう発展的に捉えられるのかにも触れたい。そのうえで、.そういった不正義に対して私たちはどのような責任を負っているのかも批判的に考察する。そこでは同時に、潜在的偏見(implicit bias)・故意による無知(willful ignorance)・責められるべき無知(culpable ignorance)に対して、私たちはどのような点で責任を負いうるのかも検討することになる。

単位 Credit:2
他学部 Other Faculty:可 YES
教室 Room: 法文1号館 112教室
講義使用言語 Language:日本語 Japanese

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