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最終更新日:2025年4月21日

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経営科学Ⅰ

経営科学Ⅰ
経済学・経営学分野においてもシミュレーション手法を用いた理論構築や実証分析が改めて盛んになってきている。特に、経済や経営の複雑に見える現象が比較的単純な個人の行動から創発されるという視点に基づいて、経済・経営プロセスを考察する手法としてシミュレーションは注目を集めている。本講義では社会シミュレーションに関する理論及び手法について学ぶ。シミュレーションを実施するには高度な数学やプログラミング知識が必要と思われるかもしれないが、最近では特に予備知識のない学生でもすぐに実行できるようなソフトウェアなども開発されてきている。本講義を通じて、経済・経営の初歩的なシミュレーション・モデル構築ができるようになることを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0703308-01
FEC-MG4301L1
経営科学Ⅰ
坂平 文博
A1
水曜3限、水曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
経済学部
授業計画
まず講義と演習を組合せながら、教科書に沿ってモデル化手法について学ぶ。 (1)モデル作りの基本を身につける(シェリングの分居モデル) (2)人工社会の発想と技法に慣れる(コンウェイのライフゲーム) (3)本格的な人工社会をめざす①(アクセルロッドの文化変容モデル) (4)本格的な人工社会をめざす②(アクセルロッドの囚人のジレンマ選手権) (5)研究・実務のツールにする① (6)研究・実務のツールにする②  合わせて、グループワークを行う。グループワークでは下記のことに取り組んでもらう。 (1)関心のある経済・経営現象のピックアップ (2)モデル化・実装 (3)シミュレーションの実施・考察 (4)報告
授業の方法
講義、演習、グループワークを組み合わせて行う。
成績評価方法
出席(演習・グループワークへの積極的参加)、グループワークの報告、定期試験によって評価する。
教科書
山影進(2008)『人工社会構築指南:artisocによるマルチエージェント・シミュレーション』書籍工房早山.
参考書
稲水伸行(2014)『流動化する組織の意思決定:エージェント・ベース・アプローチ』東京大学出版会.
履修上の注意
数学、プログラミングに関する予備知識は特に必要ありません。