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最終更新日:2025年4月21日

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ローマ法

古代末期における古典古代の受容と変容
アウグスチヌス『告白』を導きの糸とし、古典古代の文物が3・4世紀のキリスト教社会でどのように受容・変容されたのか、あるいはされなかったのか、という観点から、幾つかのテクストを読んでいきます。中心となるテーマは「教父と古典」、とりわけ古典古代の哲学とキリスト教の関係ですが、その前提として、キケロー哲学(とりわけ『法律について』以降の諸著作)をプラトン哲学との関係を中心に読み解くこと、紀元前1世紀から紀元2世紀にかけての統治構造と法制度の変化の説明、に多くの時間を割きます。その上で、3・4世紀の(キリスト教に対する)異教文学との比較をも視野に入れ、「教父と古典」の問題を考察します。(*大学院講義『中世学識法』のシラバスも参照してください)
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
0118681
FLA-BL4607L1
ローマ法
源河 達史
A1 A2
水曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
法学部
授業計画
詳細はITC-LMSを参照してください。大雑把には以下のように考えています。 第1回イントロダクションー古代末期の世界 第2回アウグスチヌス『告白』に表れた古典古代の受容ー「教父と古典」というテーマについて 第3-7回キケロ―の哲学とその背景-前1世紀半ばローマの政治状況、宗教と法、プラトン哲学 第8-9回ローマ帝政の成立ー統治構造と法制度の変容 第10-13回3・4世紀における古典古代の受容と変容-「教父と古典」、異教文学
授業の方法
講義。配布資料を音読し、解釈する。ソクラティック・メソッドは採用しない。
成績評価方法
試験による。
教科書
ITC-LMSにて資料を配布する。 アウグスチヌス『告白』(岩波文庫)
参考書
適宜指示する
履修上の注意
中世に関心のある方は、大学院講義『中世学識法』を参照してください。