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最終更新日:2024年9月17日

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学術フロンティア講義 (30年後の世界へ――ポスト2050を希望に変える) (30年後の世界へ——ポスト2050を希望に変える)
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 東京大学東アジア藝文書院(East Asian Academy for New Liberal Arts, EAA)は2019年度から毎年、「30年後の世界へ」を共通テーマとしてこのオムニバス講義を開講し、様々な角度から「世界」を問うてきました。世界はわたしたちの外側にあるのではなく、わたしたちが世界を創っているのだと言えます。世界を問うとは、既成の価値を疑いながら未来に関与することです。問いは智慧を発動させ、その智慧を育むのが大学という場所です。この講義は大学の役割を行為的に表現し、大学の新たな価値を生みだす実験なのです。特に2023年度は「空気の価値化」という命題を学内外だけでなく社会と連携しながら問うてきました。  さて、30年後の世界はどうなっているでしょうか。気候変動の影響を最小限に抑えるための目標として、多くの国々が炭素排出量実質ゼロ(カーボン・ニュートラル)実現の期限に定めているのが2050年です。しかしその実現がきわめて難しいことはいまや半ば公然の事実になりました。たとえ目標が達成されたとしてもそれで気候危機が解決されるわけではなく、わたしたちはその後も長期にわたって、自らの文明が生みだした様々な災害——自然災害、戦争、圧政、貧困など——の中で生きていかなければなりません。わたしたちは、21世紀の後半に向かって、長い危機の時代を生きていくことになります。これこそは、「30年後の空気」が規定するわたしたち人類の基礎条件です。そこで、2024年度は「30年後」を越えて、この「危機の空気/空気の危機」の中から希望を見いだすべく、以下の三つの柱を中心に皆さんと議論したいと思います。  1 復興の技法。人は他と共同しながらつねに自らを変容させ、成長していきます。危機を変容や成長を促す好機であるととらえるなら、「復興」とは人間の変容と成長のプロセスそのものであると言えるでしょう。危機の中からわたしたちはどのような復興のあり方を想像するでしょうか。またテクノロジーはどのような役割を果たすべきでしょうか。  2 ロゴスの複雑化。世界は分断の時代に入ったと言われます。20世紀までの世界を支えてきた政治制度の枠組みは地殻変動のように長期にわたる大きな変革を被りつつあります。いまの世界を構成している政治のロゴスは十全なものではないのかも知れません。世界をあらわす(表す/現す/著す)ロゴスを豊かにすることが不可欠でしょう。  3 惑星時代の人間。人新世やプラネタリー・バウンダリーなどの概念は、近代的な人間観の改変を促しています。「人間」とは何か?この終わりなき存在論的問いを、人間を棲まわせているこの地球という環境との連続の中で再び定義することは可能でしょうか。可能であるとして、それはいかにして可能になるでしょうか。  「30年後の世界」に希望をもたらすのは、他ならぬわたしたち自身です。皆さんと「問い」を共にして、この講義をポスト2050に向けた希望の出発点にしたいと思います。
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コース名
教員
学期
時限
31673
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (30年後の世界へ――ポスト2050を希望に変える) (30年後の世界へ——ポスト2050を希望に変える)
石井 剛
S1 S2
金曜5限
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学術フロンティア講義 (西洋史学へのいざない) (西洋史学へのいざない)
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高等学校などでは外国の歴史は、「世界史」として教えられています。しかし東大を始めとする多くの大学では、外国史は「西洋史学」や「東洋史学」の形で学ぶ/研究することになっています。もちろん、こうした枠は絶対的なものではなく、西洋と(日本を含めた)東洋との関係も研究のテーマとなり得ます。近年の「グローバル・ヒストリー」の隆盛は、そうした地域横断型の歴史研究の一例です。 その一方、我々の生きてきた世界において、ヨーロッパは単なる一地域にとどまらぬ個性をもち、他の地域に対して、良きにつけ悪しきにつけ大きな影響を与えてきました。この授業では、そうしたヨーロッパの歴史について考えるための手がかりを皆さんに提供することを目標としています。 
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コース名
教員
学期
時限
31693
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (西洋史学へのいざない) (西洋史学へのいざない)
長井 伸仁
S1 S2
月曜2限
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学術フロンティア講義 (リベラルアーツとしての工学:工学の歴史・現在・未来を俯瞰するオムニバス講義)
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本講義では、教養学部1-2年生が文系理系を問わず、人間・社会との関係性のなかで総合的に科学技術の概念を学ぶことを目的とする。 我々は、AI、半導体、情報工学、有機EL等の先端科学技術に日々接しながら過ごしている。現代では先端科学技術が社会そして人間をも大きく規定しており、それは、エンジニアだけではなく社会全体で共有して考えるべきテーマであり、人類に共通する課題ともなっている。これまでも科学技術にまつわる意思決定にはエンジニアのみならず様々な社会的立場の者が関与してきたが、いまや文系理系に拘らず、現代人に必須の教養としての「リベラルアーツとしての工学」が求められている。 本講義では、工学の主要領域にて先端研究に携わる研究者がオムニバス式に講義を担当する。専門領域の過去、現在、未来を踏まえつつ、人間や社会との関係性を考えるうえで焦点をなす研究や事例に着目し、数式を基本的に使わずに講義を実施する。 教養学部生が社会を構成している先端科学技術の起点及びその発展に接することで、未来を拓くための基盤となる知見を得るとともに、俯瞰的な視点を涵養する機会となることを期待している。
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コース名
教員
学期
時限
51414
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (リベラルアーツとしての工学:工学の歴史・現在・未来を俯瞰するオムニバス講義)
戸矢 理衣奈
A1 A2
火曜3限
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学術フロンティア講義 (歴史資料と地震・火山噴火) (歴史資料と地震・火山噴火)
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【概要】  東京大学の地震研究所と史料編纂所が連携して設立された地震火山史料連携研究機構では、地震学者と歴史学者が協力して史料の収集・編纂と分析と、地震活動や火山活動の長期的な情報を提供するデータベースの構築を行っている。  この連携研究機構が提供する講義では、歴史資料(史料)を用いた地震・火山噴火の研究について、背景となる知識やこれまでの成果、今後の展望について解説する。全体を理解するために必要な概論ののち、東北地方太平洋沖、南海トラフ、内陸活断層の地震、首都圏の地震について、具体的な事例-貞観地震、慶長の豊後地震と畿内(伏見)地震、宝永・安政の南海地震、安政の江戸地震、宝永の富士山噴火や天明の浅間山噴火など-を取り上げ、歴史学および地震学・火山学のそれぞれの立場から説明する。どのように歴史資料を読みとき、どのように現象を理解するのかを学び、また、異分野融合研究の意義や在り方に触れる。  授業は、杉森玲子(史料編纂所)・及川 亘(史料編纂所)・前野 深(地震研究所)・加納靖之(地震研究所)が分担する。 【目標】 ・歴史学や地震学の基礎を、具体的な事例を通して学ぶ ・複数の研究分野からのアプローチでより深く現象を理解できることを知る ・これらの研究のおもしろさや解決すべき課題について考える 【こんな人に来てほしい】  文系理系を問わず、歴史、地球、防災などに関心のある人。また、本や資料を読むのが好きな人、観察や観測をもとに推理するのが好きな人など。 (参考)地震火山史料連携研究機構の概要  地震火山史料連携研究機構は、東京大学の地震研究所と史料編纂所が連携して設立されました。この学際的な研究機構では、歴史学者と地震学者が協力して史料の収集・編纂と分析を実施し、日本における地震活動や火山活動の長期的な情報を提供できる科学的なデータベースを構築しています。このような歴史時代のデータは、地震や火山の危険性の長期的な予測には不可欠です。
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コース名
教員
学期
時限
31672
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (歴史資料と地震・火山噴火) (歴史資料と地震・火山噴火)
加納 靖之
S1 S2
木曜4限
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学術フロンティア講義 (「現代の数学 ー その源泉とフロンティア ー」)
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高等学校で学んだ数学、大学の前期課程で学ぶ数学が、どのように現代の数学につながっているか、現代の数学の研究の源泉はどこにあり、どのようなことがわかっていて、何を求めて研究が行われているかということを、最前線で活躍する数学者がいくつかのトピックについて数回ずつ解説する。
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コース名
教員
学期
時限
51388
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (「現代の数学 ー その源泉とフロンティア ー」)
小木曽 啓示
A1 A2
木曜5限
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学術フロンティア講義 (ジェンダード・イノベーション入門)
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【注意1】この授業は開講日程の都合上、成績が所定の確認日より後に公開される見込みが高いので留意すること。 特に2年生は本科目の成績が前期課程修了要件に含まれない見込が高いので、履修にあたっては十分に注意すること。 【注意2】この授業は、履修者10名を上限とする。10名を超える履修希望があった場合については、以下の「授業の方法」の項を参照。 本講義では、ジェンダード・イノベーションの基礎から応用までを、お茶の水女子大学、東京大学、東北大学の教員によるリレー講義で学際的に学ぶ。 学生は、三大学(お茶の水女子大学、東京大学、東北大学)の混成チームによるグループワークで議論をすることで理解を深め、新しいアイデアについて考察する。 本講義を通して、学生は多様な領域の研究・開発を自分自身の関心領域と関連付けて、未来のジェンダード・イノベーション展開について創造的に考察する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51451
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (ジェンダード・イノベーション入門)
小川 真理子
A1 A2
集中
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学術フロンティア講義 (UTチャレンジャーズ・ギルドD)
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ITの普及と発展により、我々の身の回りには新しい製品やサービスが登場し、時として生活スタイルを大きく変えたり、ビジネスの枠組み自体に大きな影響を与えたりすることがある。購買者や利用者として製品やサービスが提供するメリットを享受することはたやすいが、逆に購買者や利用者を興奮させたり、目を見開かせたりする製品やサービスを創造することは容易ではない。では、購買者や利用者を「これはすごい!」、「これは便利だ」、「これは心地よい」、「これは楽しい」と言わせるモノを創ってみようではないかというのがこのゼミの狙いである。  まずは、「作ってみた」というレベルから開始して、最終的には製品やサービスが果たす「社会的なゴール」を意識したレベルのモノづくりに取り組んで欲しいと考えている。従って、ゼミに参加するにあたっては何にチャレンジしたいのか、具体的な目標を持って臨んでもらいたい。個々のゼミ生の目標に基づき、専門家による指導を受けたり、製造現場を見学に出向いたりしたいと考えている。また、構築した応用システムは、完成後、想定される利用者に試用してもらい、利用者の評価を受ける予定である。さらに、本ゼミでは起業を支援した実績があり、起業にチャレンジしたい学生諸君の参加を大いに歓迎する。 ※受講人数:10名 ※開講場所: 駒場 KOMCEE 3階K301号室 受講を希望する学生は、永綱*****) までメールで申し込みこむこと。(希望者多数の場合には抽選 ガイダンス/ Guidance: 合同ガイダンスが設定される場合(別途周知される予定)にはこれに参加する。 個別ガイダンスは10月8 日(火) 18:45~からオンラインで行う。 ガイダンスのzoomURLは、UTOLのオンライン授業情報に記載する。 ------------------------------------------------------------ ※このゼミは10月2日(水)6限(18:45~)にZoomで行われる工学部合同説明会への参加を予定しています。 ZoomのURLは後日UTAS掲示板のお知らせにて周知いたします。 ------------------------------------------------------------
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51381
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (UTチャレンジャーズ・ギルドD)
廣瀬 明
A1 A2
火曜6限
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学術フロンティア講義 (数理科学の研究フロンティア:宇宙、物質、生命、情報) (数理科学の研究フロンティア:宇宙、物質、生命、情報)
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本講義では,宇宙の起源,物質の起源,生命の進化,情報と人工知能などの現代科学のフロンティアを,最前線の若手研究者が数理科学という切り口で俯瞰する.授業担当教員がモデレータとなり,理化学研究所の若手研究者をゲストに招き,以下の話題を議論する.ゲスト氏名と話題は,松井千尋 「対称性から見る世界ーミクロからマクロへー」,田中章詞 「機械学習入門」,坂崎貴俊 「大気変動の数理」,金澤輝代士「確率論と統計物理学,経済物理学」,ジェフリー・フォーセット「生物のゲノムと進化」,本多正純 「量子コンピュータを使ってみよう」,日下部佑太「複素解析学における剛性と柔軟性」 である.
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コース名
教員
学期
時限
31703
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (数理科学の研究フロンティア:宇宙、物質、生命、情報) (数理科学の研究フロンティア:宇宙、物質、生命、情報)
河東 泰之
S1 S2
水曜5限
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学術フロンティア講義(PEAK)(Introduction to Japan in East Asia)
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This course is a lecture series offered by faculty members of the University, and designed to showcase the wide range of research in Japan and/or East Asia. The purpose is to illustrate how fundamental concepts as well as knowledge learned in the junior division can lead to interesting intellectual explorations in the senior division of the PEAK Japan in East Asia Program. The scheduled twelve lectures are on cultures, societies and histories of Japan and/or East Asia. The lecturers of these classes are involved in three disciplines in the College of Arts and Sciences: Interdisciplinary Cultural Studies, Area Studies, and Interdisciplinary Social Sciences. The first class includes some guidance with a short lecture. 教養学部教養学科の三分科(超域文化科学分科、地域文化研究分科、総合社会科学分科)の教員が交代で英語による講義を行うレクチャー・シリーズです。教養学部英語コース(Programs in English at Komaba/PEAK)の文系後期課程コースである国際日本研究コース(International Program on Japan in East Asia)の紹介も兼ねた授業ですが、PEAK前期課程以外の学生も受講可能です。初回授業にガイダンスと詳細なスケジュールの説明を行います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
50703
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義(PEAK)(Introduction to Japan in East Asia)
前島 志保
A1 A2
水曜5限
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学術フロンティア講義 (目的意識学 ~自分らしい”未来”の見つけ方~)
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近年、価値観の多様化やVUCAへの適応が進む中で、社会的により多くの人により多様な人生の選択肢が提供されるようになってきました。その一方で、自分はどのような選択をするべきなのか、またはしたいと思っているのか、一人一人が自分なりの判断軸を持つ必要性も高まっています。 本講義では、その判断軸を構成する主要な要素の一つである「目的意識」にフォーカスします。受講生の皆さんには、毎回登壇する多様なフィールドで活躍するゲストスピーカーのストーリーから、目的意識について多角的に理解していただき、自分なりの「目的意識学」を深めていただきます。 その上で、皆さん自身のこれからの学生生活や人生を豊かにするための「自分らしい軸」についての自己認知を深めることを講義の目標とします。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51377
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (目的意識学 ~自分らしい”未来”の見つけ方~)
脇原 徹
A1 A2
木曜5限
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