本講義は、政策的な観点から金融および財政を学ぶことを目的としています。本講義では金融や財政の基礎に加え、それにかかる実際の政策について学びます。本講義では、担当教員やゲストによる講義に加え、グループワークの演習や政策担当者との交流を通じ、実際の政策形成を学びます。
講義の流れは、初回にオリエンテーションを実施した後、講義を複数回行い、グループワークに移行します。グループワークでは、金融あるいは財政をテーマに、具体的な政策的な課題を学生自身で設定します。そのうえで、各グループでそれを解決する政策提案を考えてもらい、グループごとにプレゼンテーションを実施します。
本講義では、実際の政策を考える上で、日本の政策を担う政策担当者との交流を行います。具体的には政策担当者による講義に加え、グループワークの中で政策担当者との交流を行います。また、スケジュール次第で霞が関におけるフィードワークを実施します。
学生が選択する政策的課題は担当教員の専門分野である金融および財政の範囲であれば自由に設定することが可能です。グループワークにおけるグループの数は履修者次第ですが、初回で学生の希望などを聞き、教員がランダムにグループを作る予定です。講義の全体像は初回のオリエンテーションで説明するため、必ず参加してください。また、本講義では霞が関周辺にフィールドワークに行く予定であり、駒場キャンパス以外で講義を実施することもあり得る点に注意してください。