課程
横断型教育プログラム
共通授業科目
学部・研究科
学年
学期
時限
曜日
講義使用言語
実務経験のある教員による
授業科目
授業カタログとは 授業カタログとは
JP EN
課程
横断型教育プログラム
共通授業科目
学部・研究科
学年
学期
時限
曜日
講義使用言語
実務経験のある教員による
授業科目
HOME 検索結果
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年4月21日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。
国家論
詳細を見る MIMA Search
国家とは住民から税金を徴収し、経済活動を規制し、様々な行政サービスを提供する組織である。近代社会の最も重要な特徴の一つは、この巨大な権力を持つ組織が出現し、その権力が生活の隅々へと浸透したことにあった。民主主義体制であるか、権威主義体制であるかに関わりなく、今日ではあらゆる人々が国家の権力の下で暮らしている。それでは、国家はいかにして、人々を支配するようになったのだろうか。 これは、国家論に関わる問題である。本演習では、この問題に取り組むべく、マックス・ウェーバーの2つの著作を輪読する。ウェーバーの構築した精緻な体系と、その背後にある西洋社会の歴史的な文脈を理解することは、それとは全く異なる歴史的文脈の下で西洋流の統治のモデルを輸入した日本における行政のあり方について考える上でも役立つだろう。 だが何よりも、ウェーバーは面白い。まずは、社会科学の第一級の古典とされる作品に、思い切って触れてみようではないか。
時間割コードを開く
時間割コードを閉じる
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-304-063
GLP-LP6306S1
国家論
前田 健太郎
S1 S2
金曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
市民社会・国家・教育
詳細を見る MIMA Search
 今回の授業では、「新自由主義」という社会モデルに注目し、その理論的射程、妥当性、教育研究との接合可能性について、関連する文献・論文を読み議論を通じて検討する。テーマの背景は以下の通りである。  19世紀の批判理論の課題が貧困だったとしたら、20世紀後半までのそれは管理国家/社会だった。戦後の進歩的な教育学もその社会像を敵手として、子どもの自発性・主体性、水平的なネットワーク、参加や多様性の促進などを変革の賭金と見なしてきた。  その構図が反転したのが新自由主義という社会モデルだった。それは、社会・国家の諸領域を市場のルールのもとで強権的に再編する統治性とされ、管理的な福祉国家体制(公教育も含む)を縮小・解体するために、柔軟性や自発性を活用・動員するとされた。その中で、安易な形で主体性や選択肢・多様性の増大を称揚することは、良くてお花畑、場合によっては統治の強化と共振する利敵行為とみなされるようになる。リベラルの言説磁場は大きく変動した。  この構図は2000年代以降の教育研究にも大きな影響を与えた。日本のアカデミズムの中で、新自由主義の概念を最も用いてきたのは、実は教育研究の領域だった。教育格差・子どもの貧困の拡大、教員の労働環境の悪化、大学への統制強化など様々なイシューが「新自由主義」という概念の下で捉えられ、実証研究/思想研究/実践の枠を越えた連携が緩く築かれた。  その構図は再度揺らいでいる。日本では2010年代半ばから大規模な財政出動・金融緩和が顕著になる中で――緊縮に苦しむ欧州では再注目されるようになったのとは逆に――新自由主義概念はオワコン化したと喧伝されるようになった。現在は世界に目を向けると、自集団の利益のために市場的理性すら恣意的に歪める一方、多様性に対して攻撃する政治が前景化している。これは「資本の論理」の徹底にも見えるが、経済的にも文化的に「自由主義」からすら離れていく側面を持つ点では、新たなフェイズかもしれない。  このように「新自由主義」概念との距離が意識されるようになり、様々な議論が出揃った現在こそ、本概念の性能について冷静に吟味する好機だと考えられる。この概念はいかなる社会の観察のもとにリアリティを獲得し、認識利得はどこにあったのか。教育研究はその概念のもとで何を明らかにし不可視化してきたのか。我々は今後いかなるモデルの下で社会を捉えていくことができるのか。これらの問いについて様々な角度から検討していきたい。  なお受講の上で専門的な知識は必要ありません。今はどういう時代なんだろう?という疑問があれば十分です。
時間割コードを開く
時間割コードを閉じる
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
23-212-01
GED-IE6201S1
市民社会・国家・教育
仁平 典宏
S1
月曜3限、月曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
特殊講義「国際安全保障論」
詳細を見る MIMA Search
武力行使の禁止、領土保全、人民の自決といった20世紀の国際社会が鋭意、築き上げてきた国際規範を踏みにじり、核兵器使用を威嚇しつつ、隣国の領土の割譲と政権の転覆を目標とするのがロシアの対ウクライナ戦争です。それも核兵器保有国で国連安全保障理事会の常任理事国ロシアの戦争です。戦争は無条件に否定されねばなりません。だからといって国際平和が必ずしも人間の安全を保障するとは限りません。国際関係の歴史を一瞥すれば、国際平和というものはその有り様しだいで人間の安全を脅かしてきたことも事実です。 第一次世界大戦から今日に至るおよそ百年間に、植民地主義戦争、帝国主義の戦争、民族の戦争、そして20世紀後半には国家統治の正当性をめぐるイデオロギー内戦が多発し、戦争の形態が変わりました。そして冷戦の終結後には国外のディアスポラから支えられた越境的なエスニック戦争が主流になります。この間、時の権力者(統治者)による「民衆殺戮」の犠牲者数が戦争の犠牲者数に並ぶほどの大規模な人民殺戮が行われていたことが最近、明らかになりました。多くの場合、民衆殺戮の対象は民族マイノリティであり、政治的反体制派の人々です。なぜ平和な時代に人民が殺戮の対象になるのでしょうか。なぜ平和な時代に人民同士が戦うのでしょうか。平和とは一体、誰のための、何のために追求されるのでしょうか。安全保障とは一体、誰の安全の保障なのでしょうか。 こうした疑問を抱きつつ19世紀後半から21世紀初頭に至るまでのおよそ1世紀半における、戦争様式の変化、国際平和秩序の変容、安全保障概念の変容、国家ガバナンス基準の変容の歴史をたどることで、解を探ります。同時に、国際政治システムに内在する戦争原因のみならず、統治システム(ガバナンス)に内在する人民抑圧の構造にも民衆殺戮の原因を見出し、国際平和と人間の安全保障の双方の実現を目指す平和創造の方法について考察します。 Russia's war against Ukraine is aimed at ceding territory and overthrowing the government of a neighboring country by threatening the use of nuclear weapons, in violation of the international norms that the international community has diligently established in the 20th century, such as the prohibition of the use of force, territorial integrity, and self-determination of peoples. It is also a war by such a nuclear-weapon state and a permanent member of the UN Security Council. War must be unconditionally rejected. But that does not mean that international peace necessarily guarantees human security. A glance at the history of international relations reveals that international peace has threatened human security in different ways. In the hundred years from World War I to the present day, the forms of warfare have changed: wars of colonialism, wars of imperialism, ethnic wars, and in the latter half of the 20th century, civil wars. After the end of the Cold War, cross-border ethnic wars, supported by diasporas outside the country, became mainstream. It has recently come to light that during this period, the number of victims of “democide” by those in power at the time (the rulers) was so large that it rivals the number of victims of war. In many cases, the targets of the mass murder were ethnic minorities and political dissidents. Why are peoples targeted for slaughter in times of peace? Why do peoples fight each other in times of peace? For whom and for what is peace pursued? Whose security is it when we talk about national security? With these questions in mind, we will search for answers by tracing the history of changes in the modes of warfare, the transformation of the international peace order, and the transformation of both internal governance standard and the concept of security during the century and a half from the late 19th century to the beginning of the 21st century. At the same time, we will also look for the causes of the mass murders not only in the causes of war inherent in the international political system, but also in the structures of popular oppression inherent in the governance system, and consider ways to create peace that aim to realize both international peace and human security.
時間割コードを開く
時間割コードを閉じる
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C321695
FAS-CA4U17L1
特殊講義「国際安全保障論」
吉川 元
S1 S2
集中
マイリストに追加
マイリストから削除
国際社会科学特別講義IV
詳細を見る MIMA Search
本授業では、暴力という難解でありまた膨大な議論が多方面から行われてきたテーマについて、履修者各自が思考をするための手がかりを得ることを企図している。そのために本授業では、暴力を主題とする2つの文献を読む。1冊目として、文化人類学、政治学、歴史学など多方面から暴力について検討した基礎的な論集を読み、暴力とは何か、何が問題となっているのか、なぜ問題となるのか等について整理する。具体的には、日常生活における暴力、ホロコーストやルワンダ虐殺等の国家による暴力、組織犯罪による暴力等、様々な形態の暴力について検討する。次に2冊目として、暴力(特に女性に対して行われる暴力)と人間の苦しみについて検討した最重要文献の1つとして知られるヴィーナ・ダスの民族誌を読む。
時間割コードを開く
時間割コードを閉じる
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D230-1144A
GAS-SI6C04L1
国際社会科学特別講義IV
玉井 隆
A1 A2
未定
マイリストに追加
マイリストから削除
国際社会科学特別講義IV
詳細を見る MIMA Search
本授業では、暴力という難解でありまた膨大な議論が多方面から行われてきたテーマについて、履修者各自が思考をするための手がかりを得ることを企図している。そのために本授業では、暴力を主題とする2つの文献を読む。1冊目として、文化人類学、政治学、歴史学など多方面から暴力について検討した基礎的な論集を読み、暴力とは何か、何が問題となっているのか、なぜ問題となるのか等について整理する。具体的には、日常生活における暴力、ホロコーストやルワンダ虐殺等の国家による暴力、組織犯罪による暴力等、様々な形態の暴力について検討する。次に2冊目として、暴力(特に女性に対して行われる暴力)と人間の苦しみについて検討した最重要文献の1つとして知られるヴィーナ・ダスの民族誌を読む。
時間割コードを開く
時間割コードを閉じる
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M230-1144A
GAS-SI6C04L1
国際社会科学特別講義IV
玉井 隆
A1 A2
未定
マイリストに追加
マイリストから削除
文化人類学特殊講義(クィア人類学)
詳細を見る MIMA Search
本授業では、近年発表された性的少数者の日本における経験について書かれた民族誌的研究を渉猟しながら、そこで何が問題となり、どのような研究の可能性が拓けるのかについて議論する。その際、文化人類学のみならず、社会学、歴史学、文学などの近隣領域で行われている研究もあわせて検討する。特に、性的少数者の民族誌的研究で議論の中心となっている概念の一つが「コミュニティ」である。この「コミュニティ」の概念は、アイデンティティ、実践、語りなどの研究を通して長年議論の中心となってきた。しかしこの概念をめぐっては、性的少数者についての研究において肯定的・否定的な意見が混在している。では、なぜこの「コミュニティ」概念が様々な議論を引き起こしているのか。その背景には何があるのか。この点にも着目しながら議論していく。
時間割コードを開く
時間割コードを閉じる
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C102322
FAS-CA4B22L1
文化人類学特殊講義(クィア人類学)
新ヶ江 章友
A1 A2
未定
マイリストに追加
マイリストから削除
イタリア地中海生活文化論
詳細を見る MIMA Search
古代ギリシア人がどのような市民生活を送っていたのかを理解し,自分の言葉で説明できるようにするのがこの授業の目標である. 古代ギリシア人が送っていた市民生活は,我々現代人のそれとは当然大きく異なる.その大きな理由の一つは時代的な差異であり,もう一つは地理的な差異である.この講義を通じて,それらの差異に注意しながら各自が説明することができるようになる. なお,受講に際しては古代ギリシア語の知識は必要ない.ほかの外国語の知識も必要ない(英語を除く).また,2024年度Sセメスターに私が担当していた科目「イタリア地中海都市文化論」(講義題目:古代ギリシア人の文化と言葉)と扱う内容が似ているが,今セメスターはごく一部(第1回と第2回の1/3程度の内容)を除いてそれとは別の内容を扱う.
時間割コードを開く
時間割コードを閉じる
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C2507
FAS-CA4N06L1
イタリア地中海生活文化論
松浦 高志
S1 S2
金曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
現代思想
詳細を見る MIMA Search
研究者やその道のプロである専門家のもっている知識=専門知は、厳密で正しいとされ、真理の基準となる。一般の人たちは、専門家に敬意を払い、あるいは「専門家が言うのだから」と信じ、彼らの言うことを受け入れる。他方で、専門家が専門家であるがゆえに社会に混乱や被害をもたらすこともある。すると彼らの信用は失われ、一般の人からは疑いの目で見らえれる。 他方で、一般の人たちには彼らなりの知識=民衆知がある。これは、厳密さには欠けるが、慣習のように生活に根差していて、真理であることが自明であるかのように見なされ、時に専門知と対立する。 一般の人たちは、どのような時に何を専門知として受け入れるのか。どのような時に専門家の怪しげな知識として拒否するのか。テクノロジー、戦争、医学、経済などでは、核兵器、原発、ワクチン、投資をめぐって、専門家の権威への信頼と反発の間で人々は揺れ動いてきた。本講義では、このような専門家と一般の人、専門知と民衆知の関わりについて、様々な角度から考えていく。
時間割コードを開く
時間割コードを閉じる
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
08C1302
FAS-CA4E02L1
現代思想
梶谷 真司
S1 S2
水曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
変動帯テクトニクス
詳細を見る MIMA Search
地球のプレート境界を特徴づけるのが変動帯である。本講義では、地球物理学的にみた変動帯の様々なスケールでの構造・変動過程(前半)と地形・地質学的観測に基づく現在の変動帯の実態(後半)とについて学ぶ。 Mobile belt is located along the plate boundary on the earth. Multi-scale tectonics of plate-margins based on geophysics and modern short-term processes of the tectonic belts based on geology and geomorphology are learned in this series of lectures.
時間割コードを開く
時間割コードを閉じる
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
35616-1028
GSC-EP6415L2
変動帯テクトニクス
青木 陽介
S1 S2
木曜3限
マイリストに追加
マイリストから削除
芸術の定義とその境界
詳細を見る MIMA Search
芸術とは何か、という問題は美学において常に重要であるとともに、その問題の意義が問われ続けてきたトピックでもあります。本講義では、芸術を定義する際に境界的(とされる)事例について取り上げ、この問題について考えます。具体的には、これらの問題を扱った議論のいくつをとりあげ、比較的詳細にその主張をたどっていく予定です。講義形式ではありますが、出席者の積極的な参加を求めます。
時間割コードを開く
時間割コードを閉じる
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21250711
GHS-GC601LG1
芸術の定義とその境界
橋爪 恵子
A1 A2
月曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
1 2 3 4 5

1-10 / 全4505件