生命科学・医学の発展のために動物実験が必要であることは、ほぼ全ての人々が認めているところである。そして、「動物の愛護及び管理に関する法律(動愛法)」では動物実験を規制の対象としていない。しかし、生命科学・医学の発展のためであれば、動物に対してどのような処置をしても構わないというわけではなく、2005年に新たに施行された動愛法第41条では国際的動物実験の倫理規範「3R (Replacement, Reduction, Refinement)」が明記され、動物実験従事者には適正な動物実験を行うことについて自主管理を求めている。
本科目では、科学的かつ倫理的に動物実験を行うために必要な基礎知識を身につけることを目標とする。そのために、動物福祉と関連法規制、実験動物の品質コントロール、実験動物における生殖工学技術の利用、研究基盤としての実験動物の整備について概説する。
本授業科目は、学位授与方針10項目の1.医学知識、3.プロフェッショナリズム、5.社会的視点、6.創造的思考、に関連した科目である。