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最終更新日:2024年4月22日

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社会情報学特論II

分散型 AI ソリューション入門:ブロックチェーン/ディープラーニングの文理融合型教育
【目標】
人工知能は今も進歩を続けており、度重なるブレークスルーに伴い市場の裾野も常に広がり続けている。特にブロックチェーン・ディープラーニングを基盤とする「分散型 AI ソリューション」は、IoTやエッジコンピューティング・スマートシティへの親和性から、製造業・農業・流通・電力など産業を跨いだ異業種間連携や、米中などの先進国とエストニアなどの新興国との国際間連携を促進し、グローバルかつインクルーシブな新市場を創出することが期待されている。一方、分散型AIソリューションについては未だ直感的にかみ砕いた説明を行っている教材が少ないための工学系の学部出身者でも理解が及んでおらず、日本では未だに専門家の供給不足が続いている。また、ビジネスの企画ができる人文社会科学系の人間の理解度はさらに下がるため、将来的に適切な雇用が創出されないおそれもある。

こうした状況を踏まえ、本講義では、分散型 AI ソリューションの教育を人文社会科学系・工学系問わず行う、実践的な文理融合型教育の実施を目標とする。

【概要】
本講義は夏休みを利用したグループワーク形式の集中講義であり、理論に加え、Python プログラミング演習を実施していく。前半では、 CG の自動生成などを通して、ブロックチェーン/ディープラーニングの基礎知識ついて理解する。後半では、強化学習とディープラーニングを組み合わせた深層強化学習の技術について理解を促す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
4917020
GII-SC6302L1
社会情報学特論II
田中 秀幸
S2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
学際情報学府
授業計画
集中講義(7月29日(月)〜8月2日(金)+8月5日(月)) ※7月29日から8月5日までの土日を除く、連日開催で合計6日間(13コマ)。 7/29(月)〜8月2日(金) 3限及び4限(13:00-16:40) 8/5日(月) 3限、4限及び5限(13:00-18:35) プログラミングに不慣れな学生も受講できるように、事前勉強会を開催。 (詳細は、次のURLを参照=> https://sites.google.com/tanakah-lab.org/201906stdudygroup) 1. 分散型AIソリューションの社会経済的インパクト 2. 計算機に宿る美意識 - ニューラルネットワークによる CG の自動生成 3. ブロックチェーンと強化学習 4. 深層強化学習 I 5. 深層強化学習 II 6. グループワーク発表
授業の方法
・1 回の講義で、理論と演習を半分ずつ実施(独自の演習教材として、Python の統合開発環境である Jupyter Notebook、AI 製作フレームワークである PyTorch を用いた教材を利用) ・1 チーム 3 人のグループワーク形式
成績評価方法
成績は、平常点およびグループワークの発表に基づき決定
教科書
講義用に書き下ろした独自資料を利用予定
参考書
1. Ian Goodfellow and Yoshua Bengio (2016), Deep Learning 2. Richard S. Sutton (2018), Reinforcement Learning: An Introduction 3. Andreas M. Antonopoulos (2017), Mastering Bitcoin: Programming the Open Blockchain
履修上の注意
グループワークの際に、各自PCを持参されたい。
その他
関連ホームページ:http://aes.iii.u-tokyo.ac.jp/ (準備中)