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最終更新日:2025年4月21日
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高齢社会総合研究学概論II
わが国では、団塊世代の高齢化と出生率の低下により、今から12年後の2030 年には65 歳以上の高齢者が人口の約 1/3 を占め、75 歳以上の「後期高齢者」も倍増して人口の約 1/5 を占める超高齢社会が到来する。また、韓国、シンガポールも、日本にやや遅れて2040 年には高齢者人口が1/3 を超え、中国でも2060 年には高齢者人口が約1/3 に達することが予測されている。こうした急激な人口構成の変化に対応し、医療、介護、社会保障、居住環境、社会的インフラ、就業形態をはじめとした社会システムを組み替える必要性が目前に迫っている。この社会全体の変化を見通し、超高齢社会にむけて社会システムをリ・デザインする取り組みを直ちに開始し、若い人、現役世代、高齢者の誰もが、人間としての尊厳と生きる喜びを享受しながら快活に生きて行ける、活力ある超高齢社会の実現に向けて挑戦していかなければならない。
本授業ではこれらの課題に対して、主として社会システムおよび、それを支える居住環境システムについて、国内のトップ講師からの講義を受け、高齢社会のリ・デザインについて分野横断的に学ぶことが狙いである。本講義を通じて活動レベルが低下して介助が必要になった後も、施設収容により対応するのではなく、住み慣れた地域社会の中で、できるだけ自立的に活力を維持しながら暮らせる社会システム及び居住環境システムについて考える。
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