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最終更新日:2025年4月21日

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高齢社会総合研究学概論II

 わが国では、団塊世代の高齢化と出生率の低下により、今から12年後の2030 年には65 歳以上の高齢者が人口の約 1/3 を占め、75 歳以上の「後期高齢者」も倍増して人口の約 1/5 を占める超高齢社会が到来する。また、韓国、シンガポールも、日本にやや遅れて2040 年には高齢者人口が1/3 を超え、中国でも2060 年には高齢者人口が約1/3 に達することが予測されている。こうした急激な人口構成の変化に対応し、医療、介護、社会保障、居住環境、社会的インフラ、就業形態をはじめとした社会システムを組み替える必要性が目前に迫っている。この社会全体の変化を見通し、超高齢社会にむけて社会システムをリ・デザインする取り組みを直ちに開始し、若い人、現役世代、高齢者の誰もが、人間としての尊厳と生きる喜びを享受しながら快活に生きて行ける、活力ある超高齢社会の実現に向けて挑戦していかなければならない。
 本授業ではこれらの課題に対して、主として社会システムおよび、それを支える居住環境システムについて、国内のトップ講師からの講義を受け、高齢社会のリ・デザインについて分野横断的に学ぶことが狙いである。本講義を通じて活動レベルが低下して介助が必要になった後も、施設収容により対応するのではなく、住み慣れた地域社会の中で、できるだけ自立的に活力を維持しながら暮らせる社会システム及び居住環境システムについて考える。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
3799-221
GEN-CO5y01L1
高齢社会総合研究学概論II
大方 潤一郎
A1 A2
水曜6限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学系研究科
授業計画
9/26 第1回 活力ある超高齢社会の構想と共創(大方 潤一郎:工学系研究科) 10/3 第2回 21世紀の医療・介護・福祉のかたちを考える(辻 哲夫:高齢社会総合研究機構) 10/10 第3回 高齢期の住まい方(大月 敏雄:工学系研究科) 10/17 第4回 年齢に基づく雇用システムと高齢者雇用 (濱口 桂一郎:労働政策研究・研修機構) 10/24 第5回 人口減少社会における年金と社会保障財政(岩本 康志:国立国会図書館) 10/31 第6回 高齢者の移動を支える(鎌田 実:新領域創成科学研究科) 11/7 第7回 高齢期の健康づくり:公衆衛生学の視点から(村山 洋史:高齢社会総合研究機構) 11/21 第8回 地域包括ケアシステムの地域実装(1)(後藤 純:高齢社会総合研究機構) 11/28 第9回 自己決定と本人保護(関 ふ佐子:横浜国立大学) 12/5 第10回 小規模多機能型居宅介護(柴田 範子:NPO法人楽) 12/12 第11回 シニア×ICT (廣瀬 通孝:情報理工学系研究科) 12/19 第12回 高齢化の人口学(白波瀬 佐和子:人文社会系研究科) 1/9    第13回 地域包括ケアシステムの地域実装(2)(関野幸吉:SOMPOケアメッセージ株式会社)
授業の方法
授業内容の詳細は、WEBページも参照のこと。 WEBページ:http://www.iog.u-tokyo.ac.jp/education/gerontology.html
成績評価方法
出席状況及び学期末のレポート提出
履修上の注意
基礎を固める(工学部共通)