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最終更新日:2025年4月21日

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法のパースペクティブ

キリスト教清貧思想と法
 現存する最古の制度の一つとされるローマ教皇は、即位にあたり、治世の基本理念を表す名を選ぶとされています。現ローマ教皇は、アッシジのフランチェスコ(12ー13世紀)に因み、教皇史上初めて、フランシスクスと名乗りました。現代社会における貧困に対する問題意識が根底にあるとされますが、これはどのようなフランチェスコ理解に基づくのでしょうか。理念とされたフランチェスコと、史的人物としてのフランチェスコ、何が事実なのか、事実とは何か。「事実」の多面性、理念と事実の境界の曖昧さ、理想と現実の関係、といった問題を、「清貧思想と法」という観点から、フランチェスコ会に関わる研究史と史料の読解を通して考えてみたいと思います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
25-6259
法のパースペクティブ
源河 達史
S1 S2
木曜1限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
法学政治学研究科
授業計画
詳細なシラバスは講義で示しますが、大まかには以下のように考えています 第1回 現代の理念とされる「過去」 第2回 「事実」の確定をめぐる方法上の問題 第3-4回 近代の「フランチェスコ」像-「事実」の時代拘束性 第5-6回 史料に見る「フランチェスコ」像ー「理念」と「事実」の境界 第7-13回 清貧思想と法 ー 所有、権利、団体理論、主権
授業の方法
基本的に講義形式で行います。資料を音読し、読解します。参加者に法律家の立場から資料を論評してもらうことも考えています。
成績評価方法
成績はA+・A・B・C+・C-(2011年度以前の入学者はC)・Fで評価します。 試験のほか、毎回、取り上げた資料と講義内容につき、講義の最後にコメントペーパー(カード)を書いてもらいます。疑問が残る点を指摘していただいたり、自分の解釈を示したりしていただきたいと思っています。重要な指摘は次の講義で取り上げます。
教科書
資料を配布します。
履修上の注意
資料をダウロードして持参すること。