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最終更新日:2025年4月21日
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法のパースペクティブ
キリスト教清貧思想と法
現存する最古の制度の一つとされるローマ教皇は、即位にあたり、治世の基本理念を表す名を選ぶとされています。現ローマ教皇は、アッシジのフランチェスコ(12ー13世紀)に因み、教皇史上初めて、フランシスクスと名乗りました。現代社会における貧困に対する問題意識が根底にあるとされますが、これはどのようなフランチェスコ理解に基づくのでしょうか。理念とされたフランチェスコと、史的人物としてのフランチェスコ、何が事実なのか、事実とは何か。「事実」の多面性、理念と事実の境界の曖昧さ、理想と現実の関係、といった問題を、「清貧思想と法」という観点から、フランチェスコ会に関わる研究史と史料の読解を通して考えてみたいと思います。
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