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最終更新日:2025年4月21日
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ハイデガー『存在と時間』
Heidegger, Sein und Zeit
ハイデガーの主著『存在と時間』(1927)をドイツ語原書で講読する。本書は、「存在の意味への問い」を仕上げるべく、あらゆる存在論の基礎となるべき「基礎的存在論」を「現存在の実存論的分析論」として展開しており、全体としては未完でありながらも、現代哲学ならびに現代思想に多大な影響を与えた、きわめて重要なテクストである。
授業は、受講者がドイツ語のテクストを丁寧に読み、基本的諸概念や叙述の筋道を正確に理解できるようになることを第一の目標として行われる。そのうえでテクストのなかに哲学上の諸問題を見出し、テクストに即して哲学的な議論と考察を展開できるようになることを目指したい。
第1部第1篇「現存在の予備的な基礎分析」第3章「世界の世界性」第14節から講読を開始する。
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