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最終更新日:2025年4月21日

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ハイデガー『存在と時間』

Heidegger, Sein und Zeit
 ハイデガーの主著『存在と時間』(1927)をドイツ語原書で講読する。本書は、「存在の意味への問い」を仕上げるべく、あらゆる存在論の基礎となるべき「基礎的存在論」を「現存在の実存論的分析論」として展開しており、全体としては未完でありながらも、現代哲学ならびに現代思想に多大な影響を与えた、きわめて重要なテクストである。
 授業は、受講者がドイツ語のテクストを丁寧に読み、基本的諸概念や叙述の筋道を正確に理解できるようになることを第一の目標として行われる。そのうえでテクストのなかに哲学上の諸問題を見出し、テクストに即して哲学的な議論と考察を展開できるようになることを目指したい。
 第1部第1篇「現存在の予備的な基礎分析」第3章「世界の世界性」第14節から講読を開始する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
21170552
ハイデガー『存在と時間』
榊原 哲也
S1 S2
火曜4限
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講義使用言語
日本語/ドイツ語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
人文社会系研究科
授業計画
第1回 イントロダクション 第2回以降 講読 最終回 講読とまとめ
授業の方法
演習形式。受講者が順番に授業記録(プロトコル)と訳読を担当する。毎回、演習の最初に前回演習のプロトコルが読み上げられ、前回までのテクストの内容と議論が確認されたうえで、講読が進められる。担当者の訳読の検討を踏まえて、さらにテクストにおける哲学上の諸問題について受講者全員で議論と考察が行われる。
成績評価方法
授業出席率と授業参加度(講読およびプロトコルの担当、発言等)、レポート等による総合評価。
教科書
Martin Heidegger, Sein und Zeit. 各自入手すること。Max Niemeyer 社版の単行本を用いるが、すでに Klostermann 社の全集版をもっている場合は、それでも可。
参考書
ハイデガー『存在と時間Ⅰ』(原佑、渡邊二郎訳)(中公クラシックス) 渡邊二郎編『ハイデガー「存在と時間」入門』(講談社学術文庫) その他はそのつど授業中に指示する。