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最終更新日:2026年10月16日

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都市デザイン概論

都市デザイン概論 -社会・時代、政策・制度、都市・建築デザインの構図から読み解く都市デザイン。 Introduction to Urban Design --Reading Urban Design through Society, Policy and Architecture.
「都市デザイン(アーバンデザイン)」とは、システムとしての都市計画と連動し、具体的な空間像を提示する手段やプロセスであり、建築がより外部に拡張するなかで都市計画との媒介的役割を果たすための領域である。
本講義では、古代から現代までの歴史上の都市の都市計画・都市デザインの事例を題材としながら、社会問題や都市問題の解決策としての、あるいは快適な都市づくりの手法としての多様な都市設計の成果を検証しながら、都市デザインの今日的課題を考える。
特に、デザインの形態的側面にのみスポットをあてるのではなく、「社会・時代」「政策・制度」「都市・建築デザイン」の関係性の構図から都市デザインを捉え、学ぶことを狙いとする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-UE2m09L1
FEN-UE2m09L1
都市デザイン概論
出口 敦
A2
木曜1限、木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
工学部
授業計画
A2タームにおける各回の講義におけるテーマ、キーワードは以下の通りです。 前編【都市デザインの思潮から理論へ】 1.「都市をデザインするとは」 対象、アプローチ、今日的背景、参考文献紹介 2.「都市の機能と機能的都市」 工業都市、線型都市、モダニズム、CIAM、機能と空間 3.「機能的都市のグランドデザイン」 輝く都市、新首都計画、ツリー構造、都市らしさ、連帯性 4.「都市を改造する」 様式とフォルム、革新的デザイン、パリ・ウィーンの都市改造 5.「田園都市と郊外のデザイン」 空想社会主義、田園都市論、E・ハワード、R・アンウィン、レッチワース、ラドバーン、住宅地設計技法 6.「都市デザインのムーブメント」 City Beautiful Movement(都市美運動)、Park Movement(公園整備運動)、シビックセンター、D・バーナム 後編【都市デザインの原理・理論から実践へ】 7.「景観論と都市景観デザイン」 カミロ・ジッテ、ケヴィン・リンチ、ゴードン・カレン、D/H 8.「都市構造のデザイン」 古代ギリシャ、アゴラ、広場、古代ローマ、グリッドパタン、四行八門、敷地割、都市の構造要素 9.「都市居住のデザイン」 都市の初源、都市居住の原型、都市の組織化、都市空間の構造体 アワニー原則、ニューアーバニズム 10.「デザインガイドライン」 シビルミニマム、形態規制、公開空地、緑被率、緑視率、日照・採光、地域らしさとルール 11.「都市の再生」 市街地再開発,区画整理、地区計画 12.「公共空間のデザイン」 パブリックの意味,ストリートデザイン・マネジメント、公開空地 総括「都市をデザインするとは」
授業の方法
本授業は講義形式で行う。初回に、担当教員が独自に作成した都市デザインの関連図書リストを配布する。毎回の授業では、担当教員が編集した図集と資料を配布し、それを用いて講義を進める。 講義では、国内外の都市デザインの事例について、空間の形態やデザインの特徴を見るだけでなく、計画者がどのような意図を持っていたか、その背景にどのような時代の思想があったかもあわせて読み解く。具体的には、「時代・社会」「制度・政策」「都市・建築デザイン」の三つの視点を重ね合わせ、その構図の中に個々の都市デザインを位置づけて理解する。こうした読み解きを通して、都市デザインの歴史的な展開を体系的に捉える力を養い、さらに将来の都市デザインのあり方を自ら考える思考力を身につけることを目指す。
成績評価方法
期末試験に基づき成績評価を行う。
履修上の注意
初回に配布する関連図書リストから、できるだけ多くの図書を読むこと。授業で扱う事例や思想は、講義だけで理解したつもりにならず、原典や関連文献にあたって理解を深めることを強く勧める。 予習としては、関連図書リストのうち次回のテーマに関わる文献に目を通し、取り上げる都市や計画者、時代背景について基礎的な知識を得ておくことが望ましい。 復習としては、配布した図集と資料を見直し、各事例について、計画者は何を意図したか、それを支えた思想や時代背景は何か、どのような制度・政策のもとで実現したかを、自分の言葉で整理すること。あわせて、実際の都市空間を歩いて観察し、授業で学んだ視点で身近な都市デザインを読み解いてみることを勧める。
その他
<前提となる知識・項目> 「都市」に関心を持つ方であれば、前提となる専門的知識は特に必要としません。授業内で参考図書リストを配布しますので、関心のある多くの図書を読んで頂きたいと思います。 <応用先・項目> 授業で習得した考え方や知識は、都市計画学、建築学、土木工学、造園学などの関連分野に役立てて頂くことを狙いとしています。また、人文社会学分野や社会科学分野における都市問題、都市政策の関連領域とも関連する内容を含みます。
実務経験と授業科目の関連性
授業の後半部では都市計画、都市デザインの実務・実践の経験と関連する内容となっています。