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最終更新日:2024年4月1日

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社会システムと産業

「経済・社会システム」は、意識しなければ目に見えないものであるが、今日の産業活動やイノベーション活動、科学技術研究等に、非常に大きな影響を与えている。また、経済社会のパララダイムのシフトにより、ゼロカーボン排出、サーキュラーエコノミー、データ独占の防止など多くの領域で、次世代のシステムの設計、導入が求められている。その典型的な領域としては、自然エネルギー比率の高いエネルギーシステム、自動運転車、ドローン、仮想通貨、データ利活用のマネジメントなどがある。本講義では、この「経済・社会システム」について、多面的な理解を得ることを目的とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-SI2w60L1
FEN-SI2w60L1
社会システムと産業
坂田 一郎
A1 A2
金曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
開講所属
工学部
授業計画
現在は、社会は、デジタル革命、第4次産業革命といわれるパラダイムシフトの時期にある。パラダイムシフトの原動力となっているのは、「跳躍的な技術・アイデアを生み出すアーキテクチュラルなイノベーション活動」、「経済駆動メカニズム」、「経済・社会システム」の3つである。本講義では、これらのうち、主として、「経済・社会システム」を取り上げて講義を行う。 今日、これに関して、1)新たなシステムの創造、2)新たなシステムの候補となるものの実験、3)古くなった経済社会システムの見直し、4)システム相互の関係の整合化という内容を持つ「システム改革」が世界各国で活発に行われている。また、システム改革に実効性をもたせるために、あるべき未来像に向けたビジョンやそれを実現するための戦略やロードマップ形成というよりソフトな方法を用い、産学官の協働の軸を定め、これを組成することも行われている。 こうした目に見えない「経済・社会システム」を可視化して理解可能なものとし、その役割や影響についての理解を深めるとともに、社会の変化の胎動の感覚を伝えたい。それは、先端技術企業の経営者やプロジェクト・リーダーを目指す学生にとっては有用な知識のバックグランドとなるはずである。 残念ながら、13回の講義の範囲内で、全ての領域を取り上げることは出来ない。本年度は、近年ダイナミックな変化を経験している領域であって、かつ、諸君が社会に出た後、関係することが多い「イノベーション・システム」に重点を置いて講義を行う。主に、前半は、基礎的な知識の講義を行い、後半でケースを取り上げて議論する。大島非常勤講師(3回担当)からは、元NHK解説委員(経済部)としての知見を活かして、実社会の課題について取り上げ、クラス討議の指導をいただく。
授業の方法
レポートについては、英語での提出も可。 本講義の授業時間は【105分】です。 コロナで欠席する場合は、連絡先は以下です。 *****
成績評価方法
出席50%、レポート50%。レポートの提出は必須、提出が無い場合は、未受験として扱う。
履修上の注意
視野を広げる
その他
応用先_分野と項目:工学系研究科技術経営戦略学専攻 「科学技術・産業政策論」及び「Advanced Technology Management」、リーディング大学院(GSDM)各科目
実務経験と授業科目の関連性
官庁において社会システム(法令等)設計の勤務経験も有する教員が、学理に加え、実務経験も活かしつつ社会システムについて講義する。