●青山教授担当部分:他人の知識を理解し,活用するためには知識の伝達,共有が必要である.講義では,知識の形式的記述も典型的な例として情報モデルを紹介し,知識の種類に応じた記述モデルを理解する.具体的には,意味ネットワークからフレーム理論,オブジェクトからオントロジー,因果関係の記述モデルなどを理解する.
●大澤教授担当部分:命題論理および一階述語論理における推論の基礎を学び、知識のあいまい性と閉世界仮説について理解し、欠如している知識の捉え方を考える。その上で欠けている知識を補う能力を有する論理に基づく非単調推論をベースとして、機械学習と創造的コミュニケーションという、一見全く別の領域が生み出されることを理解する。後者についてデータジャケットを用いたイノベーション市場ゲームという体験的コミュニケーションを通じて理解し、その実践的意味を理解する。
●西野准教授担当部分:初めに、意思決定理論の基礎となる選好の考え方について説明を行い、次いで、期待効用仮説、プロスペクト理論、ゲーム理論等の代表的なトピックについて講義を行う。