動機付けプロジェクトは、前半と後半に大きく分かれる。前半は各自のコースの課題を実施し、後半は3コース間で相互乗り入れし、他コースの課題も含めたものの中から選択した課題を実施する。
■前半課題(10月5日から11月16日)
A、B、Cのコース別に実施する。
★Aコース(E&Eコース)
詳細は初回ガイダンス時に説明
予定:
10月5日 全体ガイダンス
羽柴公博(教員自己紹介+後半テーマ背景説明)
平林紳一郎(教員自己紹介+後半テーマ背景説明)
山田弘司(教員自己紹介+後半テーマ背景説明)
10月12日 外来講師講義(坂本隆一(核融合研))「核融合研究の今とこれから」
10月19日 外来講師講義(中谷武志(海洋機構))「無人ロボットによる海底マッピングの最新技術と世界大会への挑戦」
10月26日 外来講師講義(吉田豊(東京ガス))「エネルギー・環境分野の政策動向と都市ガス事業の研究開発の取組み」
11月2日 オンライン施設見学 海洋研究開発機,東大生産技術研究所
11月9日 オンライン施設見学 東京ガス横浜研究所
11月16日 オンライン施設見学 核融合科学研究所,量子科学技術研究開発機構・那珂研究所,東芝京浜工場(予定)
注意事項:Zoomによるオンライン講義
★Bコース(SDMコース)
以下の2つの課題から選択する。(Bコースのコース別ガイダンス時に説明)
〇前半課題1
課題名:「ここちよさ」を探る
担当教員:菅野太郎 *****
目的・概要:
道具やIT機器のみならず、ソフトウェや娯楽、サービス、社会制度など、人の営みをゆたかにするべく様々なモノやコトが世の中に存在する。お気に入りのモノ・コトや創り手のアイデア、意図に感心する瞬間がある一方で、どうにも使いにくいものや設計者の人格を疑いたくなるもの、気分を害するものも沢山存在する。これらのモノやコトがなぜここちよく、また悪いのかを様々な視点から評価・分析することによってヒトに優しくヒトを活かすモノ・コト創りのセンスや気づきを養います。
グループごとに対象を設定し、様々な視点からその「ここちよさ」を定義したり、その良し悪しを評価・分析したり、改善案を模索したりします。各グループの設定したテーマに従って独自の考察・評価・分析を進めます。
予定:
10月5日 イントロダクション、グループ分け、グループワーク開始
10月12日 フィールドワーク、テーマ設定
10月19日 グループワーク・作業
10月26日 中間発表・意見交換、グループワーク・作業
11月2日 グループワーク、まとめ
11月9日 最終発表
11月16日 予備日
注意事項:必要なオンライン環境・パソコン等を準備してください。
〇前半課題2
課題名:量子コンピュータを用いた量子力学シミュレーション
担当教員:佐藤健
目的・概要:近年、量子コンピュータがソフト・ハードともに目覚しく発展し、量子化学計算や組み合わせ最適化など、古典コンピュータ上で困難な課題への適用が期待されている。本演習では量子コンピュータと量子アルゴリズムの基礎を学び、量子コンピュータを用いた量子力学シミュレーションを実施する。
予定:
10月5日 ガイダンス、IBM Quantum、Qiskitの概要説明
10月12日 量子力学の基礎、量子アルゴリズム演習
10月19日 量子コンピュータを用いた量子化学計算(1)
10月26日 量子コンピュータを用いた量子化学計算(2)、中間プレゼン
11月2日 量子コンピュータを用いた量子ダイナミクス計算(1)
11月9日 量子コンピュータを用いた量子ダイナミクス計算(2)、最終プレゼン
11月16日 予備日
注意事項:Windows, Mac, またはLinux搭載のPCを準備してください。
★Cコース(PSIコース)
課題名:インダストリアルデザイン
担当教員:青山和浩,青木史郎,坂巻匡彦
目的・概要:自分が欲しいモノを実現化するためのスキルを身に付けるために,Design Thinkingを起点に,プロトタイピング手法を活用して,アイデアを実現化し,評価して改良していくプロセスを体得する.
予定:
10月5日 ガイダンス,アイスブレイク,CADの使い方の勉強
10月12日 財布の設計,Design Thinking,CADの使い方の勉強
10月19日 課題説明,デザイン講義,デザイン1,CADの使い方の勉強
10月26日 レビュー,デザイン2
11月2日 レビュー,デザイン3
11月9日 デザイン3,資料作成
11月16日 最終発表会
注意事項:
演習ではオンラインでのCADを使いますので,PCが使える環境を用意してください.
ノートパッドでは厳しいかもしれません.環境が用意できない人は,青山まで連絡ください.
青山:*****
■後半課題(11月30日~1月11日)
以下の8つの課題を用意している。コース間の相互乗り入れにより他コースの課題(テーマ)も選択できる。内容の詳細や配属方法についてはITC―LMSで連絡する。
テーマA1:構造解析の理解と実践(羽柴教員@Aコース)
テーマA2:身近なデータ解析(平林教員@Aコース)
テーマA3:プロジェクト・行動・判断について考える(山田教員@Aコース)
テーマB1:身近なことがらをシミュレーションしてみよう(沖田教員@Bコース)
テーマB2:LabVIEWを用いたハードウェア制御入門(山下教員@Bコース)
テーマC1:準備中(愛知教員@Cコース)
テーマC2:準備中(松尾教員@Cコース)
テーマC3:準備中(村上教員@Cコース)
課題(テーマ)選択のスケジュールは下記となります。
・後半テーマ志望調査アンケート掲載:11月2日(火)
・後半テーマ志望調査アンケート回答締切:11月9日(火)
・後半テーマ配属結果通知:11月19日(金) (後半開始日は11月30日)
課題(テーマ)の配属は希望調査結果を元に行う。ただし配属人数のバランスを考慮する必要があるため、必ずしも希望した課題(テーマ)に配属されない場合がある。配属担当教員は藤井康正。