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最終更新日:2026年10月16日

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精密工学実践演習

1.「棒の位置決めコンテスト」
 機械装置の設計製図、製作、精度・機能評価までの一連のものづくりを体験する。精密なモノづくりの基本となる組み立て精度は、各部品の形や構成やそれら部品の加工精度など、あらゆる要素の最終結果として決まる。本演習では、棒を再現性よく設置する機構を考え、それを実際に作製し、位置決め精度を各班で競うコンテストを行う。この中で、どのような工作機械を用いてどのように加工するかを考えて製図を行う。また、自分たちで設計製図した図面を用いて、最新の数値制御工作機械などを用いて部品を加工する。これらを通して高精度な機械の製作に必要な設計製図と加工技術を習得する。

2.「自立式倒立振子の製作」
 自走式倒立振子を一から製作することを通じて、組み込みマイコンの基本的な使い方、センサと信号処理の基礎、フィードバック制御の基礎を習得する。倒立振子は、振り子を倒立させたシステムである。倒立した振り子は不安定だが、振り子の傾斜に応じてベース部分を動かすことで安定な倒立状態を保つことができる。この傾斜を測定するセンサを自作し、センサ出力をもとにベース部分を動かすフィードバック制御の構築を体験する。

3.「生体信号の計測と解析」
 生体信号計測は安全性の確保が極めて重要であり、また計測の度に結果が異なる場合が多いという特徴がある。本実習では、血液中の酸素濃度を安全・簡便な方法で計測するシステムの試作を通じて、電子回路の製作と評価、雑音除去や特徴抽出など信号処理の基礎を修得することを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-PE3901S1
FEN-PE3901S1
精密工学実践演習
三村 秀和
S1 S2
月曜3限、月曜4限 他
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講義使用言語
日本語
単位
3
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
工学部
授業計画
 最初の2週で、棒の位置決め構造の設計製図を行う。3週目以降の「棒の位置決めコンテスト」の課題で、実際に工作機械を用いて加工し、組立後に精度評価を行うので、基準面、公差、寸法線の入れ方などに注意して設計製図を行う。  3週目以降は、「棒の位置決めコンテスト」、「自立式倒立振子の製作」、「生体信号の計測と解析」の3課題に別れて以下に記載する実習を行う。各課題ごとの実習期間は4週間である。 「棒の位置決めコンテスト」:5~6名の班に別れて、最初の2週で製図した図面を元に、各班一つの位置決め装置を製作する。部品の機械加工は、マシニングセンタやNC旋盤などの最新式の工作機械を用いて行う。演習の最終日には全員集合して班対抗の位置決めコンテストを開催し、製作した装置の精度と再現性を競う。 「自立式倒立振子の製作」:倒立した振り子は不安定であるが、振り子の傾斜に応じてベース部分を動かすことで安定な倒立状態を保つことができる。この倒立振子を自作センサを用いて製作し、センサやフィードバック制御の重要性を体感する。最終週には英語でのプレゼンテーションを実施する予定である。また、実施前にテキストを読んでいることを前提とするため、確実に予習を行うように注意すること。 「生体信号の計測と解析」:はじめに生体信号計測に必要な電子回路の製作と評価を行ない、必要な基礎技術を修得する。これを利用して2つのLED光源とフォトトランジスタからなる光学計測システムを構築する。指に光を照射し、その吸収特性から脈拍と血中酸素濃度に関する情報を定量化する。
授業の方法
対面にて行う演習形式
成績評価方法
出席点とレポート
履修上の注意
精密工学科の必修の演習である。詳細についてはガイダンスにて指示する。
その他
<備考> 第1日目は4月7日、教室は工学部14号館142講義室 それ以降の実施場所、スケジュール、レポート課題などの詳細はUTOLに随時掲載する。概要設計をするので、鉛筆、消しゴム、定規を持参すること。また、設計製図を行うので、自分のノートパソコンを持参しFusion360を使える状態にすること。 本実習の取りまとめは三村が担当する。 *****
実務経験と授業科目の関連性
実際に実験装置の設計製作を行っている技術者に設計製図と加工法について指導していただく。