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最終更新日:2025年4月1日

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数理情報工学特論第四

数値シミュレーションと観測データを、ベイズ統計学の枠組みで融合するための計算技術であるデータ同化は、主に気象学および海洋学において発展を遂げてきており、例えば日々の天気予報は、データ同化なしには語れないものとなっている。
本講義では、まずデータ同化の基礎となる状態空間モデルについて述べ、時々刻々と状態の逐次推定を行う「逐次データ同化」に必要となるアンサンブルカルマンフィルタおよび粒子フィルタや、評価関数の勾配に基づいて状態の最適化を行う「非逐次データ同化」において重要な役割を果たす4次元変分法について論ずる。また、これらの手法を、実際のプログラミングを通じて体感する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-MP3m09L1
FEN-MP3m09L1
数理情報工学特論第四
長尾 大道
A2
金曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学部
授業計画
本講義の講義時間は105分です。 1. 講義ガイダンス 2. データ同化基礎論 3. カルマンフィルタ概論・演習 4. 粒子フィルタ概論・演習 5. アンサンブルカルマンフィルタ概論・演習 6. 4次元変分法概論・演習
授業の方法
演習の際はPCを持参すること。
成績評価方法
課題レポートに基づき評価する。
教科書
北川源四郎「時系列解析入門」(岩波書店),樋口知之 他「データ同化入門」(朝倉書店)
履修上の注意
実践力をつける
その他
前提となる知識と項目:RもしくはPythonによるプログラミング経験があることが望ましい。 応用先_分野と項目:時系列データ解析一般 数値シミュレーション