学部後期課程
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最終更新日:2025年4月21日

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材料統計力学

材料の原子・分子スケールでの微視的状態に関する情報から,エントロピー,ギブスエネルギーなどの熱力学関数や,比熱,磁化などの巨視的な状態量を求める方法を学ぶ. 統計力学は,ナノスケールでの物理(量子力学・力学)から,熱平衡状態での材料物性(磁性,誘電特性,電気物性,熱物性,弾性など)を求める方法を与える.本講義では特に,1) 量子力学・古典力学に基づいた微視的状態の数え方,2) 微視的状態から,熱力学関数や状態方程式を導出する方法,3) 量子極限における分布則を導出する方法,4) マテリアルをモデル化し物性値を導出する方法,これらを習得することを目指す.
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-MA2202L1
FEN-MA2202L1
材料統計力学
内田 建
A2
火曜3限、金曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学部
授業計画
1.統計力学とは 2.ミクロカノニカル集団・エントロピー 3.調和振動子など,いくつかの例 4.カノニカル集団・ヘルムホルツエネルギー 5.熱輻射とプランク分布 6.グランドカノニカル集団・化学ポテンシャル 7.理想気体 8.フェルミ気体・ボース気体 9.古典統計力学
授業の方法
重複履修はできません.
成績評価方法
期末試験および平常点(出席およびレポート)
教科書
キッテル,熱物理学(丸善);長岡,統計力学(岩波書店)
履修上の注意
指示しない
その他
事後履修:デバイス材料工学,半導体物性学,固体物性学,応用ナノデバイス材料学,高分子科学Ⅰ 事前履修:材料量子力学 平行履修:基礎熱力学,有機材料化学