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最終更新日:2024年4月1日

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電子物性第二

 固体が表す様々な物性; 光関連現象、誘電体、磁性・スピン物性、超伝導などの基礎を理解する。今後の卒業論文研究、大学院での学習や研究の基礎 を築く。
 バンド構造、電子伝導現象など基本的な物性を理解する枠組みを「電子物性第一」で学んだ。そこから展開される半導体の電子・光現象はエレクトロニクスおよび光エレクトロニクスで用いられている。「電子物性第二」では,半導体以外の重要な物質や現象とその応用について学ぶ。誘電応答、光物性、強誘電性、相転移、様々な磁性とスピン、超伝導など、多彩に活用されるさまざまな固体物性の基礎を理解することを目的とする。物性科学研究の最前線やその応用技術についても、適宜触れる予定。
(「電子物性第一」を履修していなくともおおよその講義の理解に支障はないであろう。)
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-EE4208L1
FEN-EE4208L1
電子物性第二
田中 雅明
S1 S2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学部
授業計画
1.固体の誘電応答と光 ・物質中の電磁波 ・誘電応答とクラマース・クローニッヒの関係 ・電子ガスの誘電応答とプラズマ振動 2.誘電的性質と強誘電体 ・誘電体中の電界と分極 ・誘電率と分極率 ・強誘電体 基本的性質と相転移 ・誘電体の応用デバイス 3.磁性 ・原子の磁気モーメント、軌道とスピン ・無秩序磁性(反磁性、常磁性) ・強磁性(ワイス理論による強磁性秩序の説明とキュリー・ワイスの法則) ・強磁性体の性質 ・フェリ磁性、反強磁性 ・磁性体の応用 ・スピントロニクスへの展開 4.超伝導 ・超伝導状態の諸現象 ・マクロな理論とBCS理論 ・磁束の量子化 ・ジョセフソン効果とその応用 ・新しい超伝導物質
成績評価方法
3回程度のレポート課題による。期末試験はなし。 受講者は初回授業までに下記URLにアクセスして、学生証番号、氏名、連絡先などを記入して下さい。 https://docs.google.com/***** レポート課題提出は、ITC-LMSにアクセスして行って下さい。
教科書
キッテル固体物理学入門(下)(丸善); Introduction to Solid State Physics, C. Kittel
履修上の注意
基礎を固める(工学部共通)
その他
前提となる知識と項目:電磁気学の基礎 量子力学の基礎 物性物理、固体物理の基礎 応用先_分野と項目:様々な物質を用いた理学・工学の諸分野 固体エレクトロニクス 光エレクトロニクス 集積エレクトロニクス スピントロニクス 超伝導エレクトロニクス 事後履修:卒業論文 事前履修:電子基礎物理,電子物性基礎,電子物性第一,電子量子力学I,電気磁気学 平行履修:光電子工学II,半導体物性工学,卒業論文,電子材料プロセス,電子量子力学II