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最終更新日:2025年4月21日

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Special Training for English Academic Communication

日頃,英語を聞く,話す環境にない学生を対象として,1)淀みなく流れてくる英語から単語を捕まえる耳を獲得し,2)相手に十分伝わる英語を話せるようになるための口の獲得,即ち,英語による音声コミュニケーションの基礎技能の獲得を目指します。1)に関しては,中高の教科書CDに含まれる北米英語のみならず,世界中の英語や,様々なノイズ,チャネル歪みによって変形した英語音声も対象とします(技術系の国際会議で聞く英語の多くはインド人,中国人の英語です)。2)については,日本語と英語の音声パターンの違いについて解説し,その上で,英語のリズムの習得から入り,イントネーション,更には個々の音の発音にも触れます。本授業は,スマートスピーカなどで一般に知られるようになった音声の技術をふんだんに使い,みなさんの英語音声を分析し,評価し,フィードバックを返します。また,8月,9月の2ヶ月にわたって,毎日課題を提出してもらい,英語を聞くこと,英語を話すことに慣れてもらう,という作業を継続します。Special Training は特訓,という意図で使っています。
(2023/10/13 update) 8, 9月の特訓を終えました。アンケートをとりましたが,回答者の100%が「この授業を他の学生に薦める」と答えてくれました。また,Versant Speaking Test という業者の試験を STEAC 前後で受けてもらいましたが,平均点が有意に向上する様子が観測されました。これを踏まえ,2, 3 月の春休みにも STEAC を開講しようと思っています。通年授業なので,10月の履修期間も履修できるだろうと思っていましたが,UTAS のシステム上できないようになっているようです。今,学務に相談し対応してもらっています。10/16(月,履修最終日)の午前中には対応できそう,とのことです。ドタバタしていますが,ご了承ください。
<10/16 18:00 update>
学務からの返事が来ました。本授業の2/3月の授業をとりたい場合は,オンライン登録ではなく,各学科事務室から紙媒体で申し込むように,とのことでした。遅くなりましたが,よろしくお願いします。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-EE3001S1
FEN-EE3001S1
Special Training for English Academic Communication
峯松 信明
S1 S2 A1 A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学部
授業計画
通常授業は105分x13週ですが,総時間数(105x13=1,365分)を60日で割ると約25分になります。つまり,8月,9月の2ヶ月を使って,毎日25分の特訓を行います。他大学で導入している英語コミュニケーションの基礎体力作りを,東大工学部向けにカスタマイズしたものとなります。以下,予定している毎週のテーマです。 WEEK1:聞き取れる耳を作るには? シャドーイング WEEK2:英語と日本語の音声はどう違うのか? カラオケシャドーイング WEEK3:カラオケシャドーイングで耳も口も鍛える WEEK4:君の英語は機械はどう認識するのか? カラオケ+音声認識 WEEK5:一ヶ月の成果は? みなさんの英語音声を細かく分析してみます WEEK6:様々な英語を聞き取りたい。感情,音響ノイズ,外国語訛り,様々な英語を聴かせます。 WEEK7:言葉に詰まらなくなるために,リフレージングにチャレンジ WEEK8:動画コンテンツを使ったアフレコ大会
成績評価方法
課題提出が一定数を越えたか否かで成績をつけます。
教科書
「カタカナ語からはじめる英語の発音」(中西のりこ,ひつじ書房)
履修上の注意
基礎を固める(工学部共通)
その他
事前履修:WCE(Workshop for Communicating Engineers)の受講を推奨します。