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最終更新日:2024年10月18日

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ライフサイクルシステム工学

本講義では、化学プロセスから製品のライフサイクルまでバウンダリを拡張したシステム工学を対象とし、ライフサイクル全体における資源利用効率や環境性能を解析するために必要となる方法論を取り扱う。ライフサイクルアセスメント(LCA)を主な評価手法として利用し、ライフサイクルの各ステージにおける環境負荷物質を算定するインベントリ分析を中心に、環境中に排出された物質に起因する環境影響を評価するインパクト評価も対象としながら、各種モデリング、統計処理、シミュレーションなどの手法の習得を目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-CS4706L1
FEN-CS4706L1
ライフサイクルシステム工学
菊池 康紀
S1 S2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学部
授業計画
■ 2050年カーボンニュートラルへ向かう社会における"環境問題"とライフサイクル ■ ライフサイクルインベントリ分析 ・実験等の生データに基づくライフサイクルインベントリの推算 ・化学プロセスインベントリとライフサイクルインベントリの相違点と共通点の整理と、データ変換の演習 ・エネルギー需給の解析とライフサイクルインベントリへの変換 ・リサイクルシステムとLCA ■ ライフサイクルインパクト評価 ・環境負荷と環境影響の相違点と共通点の整理と、数値変換の演習 ・インパクト係数の理解と利用     運命係数と暴露係数     被害評価 ・設計(意思決定)のための環境影響の統合化 ■ ライフサイクル思考の応用
授業の方法
本講義は、【2024年4月9日】に開講する。 B4を対象とした講義の内容とするが、LCAを学びたい院生(M1/M2/D1/D2/D3)に対しても、担当教員と相談した上で、受講・単位取得を許可できる。 本講義は、<原則対面>にて講義を行う。 ただし、演習を含む講義であるため、受講者数によっては効率的な演習指導を行えるようにするためにオンライン開催をする回がある可能性がある。 また、外部聴講生(学外機関の方で、講義の聴講が許可された方。”学部生・大学院生ではない”)のみ、オンラインで講義に入ることが可能。
成績評価方法
出席 5割 (ITC-LMSを用いた出欠確認を予定) レポート・クイズ 5割
教科書
伊坪徳宏,田原聖隆,成田暢彦(著)、稲葉 敦/青木良輔(監)、LCA概論、ISBN978-4-86240-019-2
履修上の注意
実践力をつける
その他
前提となる知識と項目:物質・熱収支の計算(本講義の中でも簡単にではあるが教える) 応用先_分野と項目:技術やシステム、仕組み、活動、政策などの、真の環境負荷を考えることができるシステム思考と、それを定量化するために必要となるデータに関する知識、算定のために必要となる計算技術を身に着けるため、多様な分野における環境影響の定量化へ応用可能 事後履修:偶数年開講)