学部後期課程
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最終更新日:2024年4月22日

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数理手法II

流体力学の基礎から応用について概説する。基本的な偏微分方程式を概説して、流体の運動を記述する基礎方程式であるNavier-Stokes方程式の導出を行う。次に、流体の乱流を取り上げ、層流からの遷移過程と発達した乱流の特性を、その渦構造を中心として示す。特に、乱流の制御手法の一つである高分子の添加を取り上げ、ベクトルの反変・共変性に着目した解析について講義を行い、熱対流との関連性に言及する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-CO3142L1
FEN-CO3142L1
数理手法II
堀内 潔
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学部
授業計画
1. 流体の運動方程式(Navier-Stokes)方程式の導出 2. 偏微分方程式の基礎 3. テンソル解析の基礎 4. 安定性解析-層流から乱流への遷移、熱対流 5. 乱流における渦構造 (スーパー台風) 6. 流体物理に現れるベクトルの反変・共変性 7. 高分子添加粘弾性流体のマルチスケール解析  (反変性高分子と共変性高分子の相補性) 8. スカラー場(温度場)における共変性
成績評価方法
レポートによる評価を行う。
教科書
今井 功 著 「流体力学(前篇)」(裳華房、1973)、 巽 友正 著「流体力学」(培風館、1982)、木田 重雄、柳瀬 眞一郎 著「乱流力学」(朝倉書店、1989)、土井正男 著「ソフトマター物理学入門」(岩波書店、2010)
履修上の注意
基礎を固める(分野別基礎)
その他
前提となる知識と項目:偏微分方程式の基礎(熱伝導方程式、波動方程式)、テンソル解析の基礎 事前履修:偏微分方程式,流体力学 平行履修:テンソル解析,安定性解析