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最終更新日:2026年10月16日

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建築環境デザイン論

「健康で快適な室内環境」を「最小限の環境負荷」で「すべての人に届ける」ことをテーマに、環境配慮型建築の実現に必要な建築環境工学の知識を、設計・技術・社会実装の観点から学びます。あわせて、環境建築を普及させるために必要な社会システムや設計プロセスのあり方について考えます。
気候変動の激化の中で、居住者の健康で快適な暮らしを守りながら、住宅・建築物の環境負荷を減らしていくことは重要な課題です。本講義では、断熱、日射、換気、設備、再生可能エネルギー、制御などに関する基礎知識をふまえ、それらを建築設計の中でどう統合するかを学びます。さらに、環境建築の普及に向けた課題を理解し、自分なりの視点で提案・発信できるようになることを目指します。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-AR3o07L1
FEN-AR3o07L1
建築環境デザイン論
前 真之
A1
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
工学部
授業計画
環境建築に関わる様々なテーマについて。 (順序や内容は変更になる可能性があります) 1.イントロ・住宅の脱炭素化 一番身近な建築である住宅を題材に、断熱・気密、窓、設備、再エネ、制御といった「エコの5つの力」をどう組み合わせると、健康・快適で低炭素な暮らしが実現できるのかを考えます。あわせて、ホールライフカーボンの視点から建築を捉える重要性を学びます。 2.建築の脱炭素化 学校断熱を例に 既存の学校校舎を題材に、断熱、日射遮蔽、換気などの改善が温熱・空気環境にどのような効果をもたらすかを学びます。あわせて、既存建築の改修において、どのような設計判断が求められるかを考えます。 3.再エネと制御によるエネルギー自立住宅 太陽光発電や蓄電池、設備制御を活用しながら、快適性とエネルギー自立性を両立させる住宅の考え方を学びます。事例を通じて、躯体性能・設備・再エネを一体として設計することの重要性を考えます。 4.気象データとZEB設計 環境建築の設計では、地域の気候条件を読み解くことが出発点になります。気象データの見方を学び、それを日射遮蔽、開口計画、断熱、設備計画にどう反映するかを、ZEB事例を通して考えます。 5.サステイナブル建築のデジタルデザイン BIMやAIの活用によって、断熱、日射、設備、施工性、コストなど複数の条件を統合しながら設計を進める方法が広がっています。環境建築を総合的かつ合理的に実現するためのデジタルデザインの可能性を学びます。 6.数値流体計算CFDによる建築設計 通風や暖冷房によって健康で快適な室内環境を実現するには、空気と熱の流れを適切に計画することが重要です。CFDによる可視化を通じて、平面・断面・吹出口配置などの設計判断が室内環境にどう影響するかを学びます。 7.最終発表 授業を通じて学んだことをもとに、環境建築を実践・普及していくために必要な設計、技術、制度、情報発信のあり方について、自分なりの考えをまとめて発表してください。
授業の方法
毎回のテーマについて、基礎知識に関する講義に加え、実務者や大学院学生による実践事例の紹介を行います。各回では、事例を知るだけでなく、それを設計にどう反映できるか、自分ならどう考えるかを意識して質疑に参加し、レポートにまとめてください。
成績評価方法
毎回のレポートと最終発表によって評価します。各回では、学んだ知識の整理だけでなく、それを設計や社会実装にどう活かせるかについて自分の考えをまとめて提出してもらいます。最後に、全体をふまえた最終レポートと発表を行います。
履修上の注意
積極的な質問や討論への参加を期待します。
その他
<前提となる知識・項目> 建築環境工学全般および建築のエネルギー面に関する基礎的な理解