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最終更新日:2026年10月16日

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建築空気環境・水環境

この授業では、住宅・建築物の「健康・快適性向上」「省エネルギー化」「脱炭素化」を実現するうえで欠かすことのできない、空気・湿気・水に関する基礎知識を学びます。さらに、「自宅や身近な建物で、夏に健康・快適に、少ない電気代で過ごす方法」をテーマに、通風、換気、湿度、空調、水まわりのあり方と、それらを支える建築・設備の設計の基礎を考えます。
空気・湿気・水に関する基礎知識を身につけ、室内空気質、温湿度、換気、水まわり衛生の観点から、健康で快適な室内環境を考えられるようになることを目標とします。あわせて、開口部や空間の工夫、設備の選択と使い方を通じて、通風・換気・冷暖房を建築の中でどう計画するか、その基本的な考え方を理解することを目指します。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-AR3o03L1
FEN-AR3o03L1
建築空気環境・水環境
前 真之
S2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
工学部
授業計画
1.パッシブとアクティブ 建築環境を支える2つの考え方 建物の躯体性能や開口部の工夫によってエネルギー消費を抑えながら室内環境を整える「パッシブ手法」と、設備とエネルギーによって室内環境を支える「アクティブ手法」の基本を学びます。健康・快適な室内環境と省エネ・省CO2を両立するには、両者をどう組み合わせるかが重要であることを考えます。 2.健康・快適な室内環境と必要換気量 人が健康・快適に暮らすには、空気の質、温度、湿度を適切に保つことが重要です。シックハウス、ヒートショック、熱中症などを例に、室内環境が健康に与える影響を学ぶとともに、必要換気量の考え方と機械換気の基本を学びます。 3.風の力で空気を動かす「風力換気」 屋外の風を活かす風力換気は、日本の住宅で昔から用いられてきた代表的なパッシブ技術です。風を取り入れる開口部の配置だけでなく、建物全体を風が抜けるように平面・断面・動線をどう考えるかを学びます。 4.熱で空気を動かす「温度差換気」 温度差によって生じる空気の流れを利用する温度差換気の仕組みを学びます。あわせて、上下方向の空気の流れや吹抜けなどの空間構成が換気や冷暖房にどう関係するかを考えます。 5.湿気・結露・カビと水まわり衛生 建築では、温度だけでなく湿気を適切に扱うことが重要です。空気線図の基礎を学びながら、結露やカビがなぜ生じるのか、水まわりや浴室・洗面・トイレなどで衛生的な環境を保つには何が必要かを考えます。 6.エアコンの仕組みと上手な使い方 近年の猛暑の中では、通風や換気だけでは対応しきれず、冷房の活用が欠かせません。エアコンの基本的な仕組みを理解し、通風・換気・除湿と組み合わせながら、快適で省エネに冷房する方法を考えます。 7.最終発表 授業を通じて学んだことをふまえ、「自宅や身近な建物で、夏に健康・快適に、少ない電気代で過ごす方法」について提案をまとめ、発表します。
授業の方法
毎回のテーマについて自宅や身近な建物にいかに応用できるかを考え、短いレポートにまとめてください。希望者には、自宅の温湿度やCO2濃度などを測るための簡易計測器を貸し出します。
成績評価方法
毎回のレポート+最終レポート・発表
履修上の注意
「自宅で夏に健康・快適に少ない電気代で過ごす方法」を積極的に主体的に考えてみてください。