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最終更新日:2025年4月21日
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造形第二
本講義は主に建築設計を学習する学生を対象に、デザイン支援ソフトウェアの持つ機能とその背景にある視覚的造形的意味を総合的に理解することで、デジタルなツールの持つ特性を活かした建築的な構想力を身につけることを目的にしている。
建築の実務で全般的にCADが使われるようになって久しい、それも2次元の図面作成から3次元のモデリングへと進み、近年ではBIMと呼ばれる形状だけでない様々な情報の統合が一般化しつつある。建築を専門的に学び、設計実務をできるようになろうとする学生が、これらのツールの使い方についてある程度習熟していた方がいいのは当然のことである。しかし、気をつけなければならないこととして、ツールの一般的な使い方に囚われ慣らされてしまって、その限界に無自覚になり自分の視覚的な把握能力や造形的な構想能力を開発できなくなる恐れがある。むしろ、それぞれのツールが持つ本質と可能性を正しく理解し、使いこなし方を意識しつつ自らの空間理解力や表現力、発想力も同時に高めることによって建築的な構想力が身につけられる。本講義では各回に、具体的なソフトウエアを年上げてその使い方の紹介と、ソフトウエアによる製作作業の体験と、実際の建築デザインを意識したソフトウェアの本質に関する講義の3部構成により進める。
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