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最終更新日:2026年10月16日

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分子エレクトロニクス

少数の原子からなる分子は、量子力学を様々な実験事実に結びつけて学ぶ題材として最適です。本講義は「分子と分子凝縮系の電子論」を副題とし、量子力学・電磁気学・統計力学等を学んできた学生が、これらをもとに現実の物質を理解する糸口となる講義を目指しています。後半では、物質科学の一大分野である有機エレクトロニクスの最前線についても紹介します。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-AP3275L1
FEN-AP3275L1
分子エレクトロニクス
長谷川 達生
A1 A2
金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
工学部
授業計画
まず典型的な共役π電子系分子を例にとり、多原子系・多電子系としての量子力学的な理解を、対称性による分類を交えつつ解説します。そしてこれらの理解が、主として電子と光(電磁波)の相互作用にもとづく観測や物質の同定に直結するといった基礎的事項を解説します。またこれら物質を同定するための最重要の手段である結晶構造解析の考え方や、表面を原子レベルで同定可能な走査型プローブ顕微鏡についても講義します。その上で、多彩な分子設計の可能な有機分子を構成要素とする分子集合体が示す液晶や固体の各種電子機能と、これらを用いた半導体デバイスの構成について解説します。 第1回 本講義の狙いと概要、量子力学の復習 第2回 多電子原子、Hartree-Fock近似など 第3回 水素分子・分子振動 第4回 π電子系の電子構造と光吸収スペクトル 第5回 分光学と電子スペクトル 第6回 分子振動とその観測、遷移選択則 第7回 磁気共鳴、各種分子の同定法 第8回 結晶構造解析 第9回 走査型トンネル顕微鏡と原子間力顕微鏡 第10回 走査型トンネル分光、非弾性トンネル分光 第11回 分子集合体、π電子系の基本特性 第12回 液晶・強誘電体・半導体 第13回 電界効果トランジスタとその応用
授業の方法
講義とディスカッション
成績評価方法
毎回の講義でだすクイズ/レポート課題に対する回答、出席回数、講義での質疑等を総合的に評価する。
履修上の注意
必須ではありませんが、量子力学第一・第二、電磁気学第一・第二、統計熱力学、統計力学第一、固体物理第一の履修して下さい。講義後に復習し、クイズに回答してください。