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最終更新日:2025年4月21日

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解析力学

現代物理の諸分野の基礎である「解析力学」を変分法の基礎から分かりやすく丁寧に解説する。

解析理学の考え方を用いると、ニュートンの運動方程式だけでなく電磁気のマクスウェル方程式をも、統一的な視点から「導出」することができる。この際の指導原理の一つとなるのが「対称性」である。この取り扱いを通して、「群論」や「特殊相対性理論」なども習得する。また、ハミルトン形式の力学ではポアソン括弧や正準変換、そしてネーター保存量の生成子としての役割など、量子力学でも重要になる関係について学ぶ。

時間が許せば自発的対称性の破れや古典的な場の理論、特異系のハミルトン形式の取り扱いなどのより発展的なトピックも取り扱う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
FEN-AM2203L1
FEN-AM2203L1
解析力学
渡辺 悠樹
A1 A2
木曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
工学部
授業計画
教科書 渡辺悠樹『解析力学 ー基礎の基礎から発展的なトピックまでー』(共立出版) に沿って以下の項目を順に講義する。 [ I. ラグランジュ形式の解析力学 ] 1. ニュートン力学の復習と変分法の導入 2. ニュートン力学のラグランジアン 3. 拘束条件の取り扱い [ II. 対称性 ] 4. ニュートン力学の対称性 5. ローレンツ対称性と特殊相対性理論 [ III. ハミルトン形式の解析力学 ] 6. ハミルトン形式の解析力学 7. 正準変換の基礎 8. 正準変換の応用 [ IV. 発展的内容 ] 9. 剛体運動 10. 自発的対称性の破れ 11. 古典場の理論 12. 特異系の取り扱い
授業の方法
初回のみオンライン https://u-tokyo-ac-jp.zoom.us/***** Meeting ID: ********** 教科書のサポートページ https://sites.google.com/*****
成績評価方法
主に期末試験に基づくが、毎回の演習問題の提出状況も評価の参考にすることがある。追試・追レポート・代替試験は行わない。
教科書
渡辺悠樹著『解析力学 ー基礎の基礎から発展的なトピックまでー』(共立出版)
参考書
教科書付属の章末演習問題を用いる
履修上の注意
指示しない