具体的な講義項目としては
・高校物理で慣れ親しんだNewtonの運動法則を統一的にまとめ直す。
・未知の系にのLagrangianを対称性に基づいて書き下す。
・例として、Lorentz対称性に基づいて「特殊相対性理論」の種々の関係式を議論する。
・系の運動法則や相互作用を対称性によって制限する。
・保存量と対称性の関係を理解する。
・対称性の取り扱いを通して「群論」を理解する。
・拘束条件の取り扱いを理解する
・ラグランジュ形式やハミルトン形式など、一つの系をさまざまに取り扱えるようになる。
・電磁気学やギンツブルグ-ランダウなどの古典的な場の理論の取り扱いを理解する。
これらの事項は以後学ぶ量子力学への序章にもなる。
教科書
1.畑浩之著「解析力学」(東京図書)
2.より易:前野昌弘「よくわかる解析力学」
3.より難:ランダウ=リフシッツ「力学」「場の古典論」
に基づく。