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最終更新日:2024年10月1日

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文理融合ゼミナール(認知と芸術)

個と群
【注意】この授業は、開講日程の都合上、成績が前期課程修了要件に反映されないことがあるので、履修にあたっては十分に注意すること。

野老朝雄と舘知宏との協働により、集中講義で創作活動を実践する。

美術家の野老は、図形的操作や幾何学的原理に基づき、単純なピースを組み合わせて平面や空間を充填することで、多様な表現を生み出している。東京2020オリンピック・パラリンピックエンブレム「組市松紋」をはじめとし、紋様作品、グラフィックデザイン、建築ファサードデザインなど、その表現は多岐にわたる。野老はこれらの表現の体系を「個と群」と呼ぶ。本科目では、「個と群」による表現のアクティビティを実践する。

俯瞰すれば、「個と群」の原理は、古今東西の紋様、建築構造物、宇宙構造物、折紙工学、セル材料、メタマテリアル、結晶や準結晶の原子配列、あるいはウイルスのカプシドの自己集合など、人工物や自然現象に普遍的にあらわれる。こうした「かたち」を通した学問のつながりをたどりながら、アートと、数理、人工物、自然現象など多様な領域をつなげるアート・サイエンス協働を目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
60227
CAS-IC2410S1
文理融合ゼミナール(認知と芸術)
舘 知宏
A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
2~3月に集中講義形式で行う。週一回(13:00~17:00)×5週を予定している。 日程 11/24(水) ガイダンス 2/10 (木) 第一週 (曜日注意) 2/16 (水) 第二週 2/22 (火) 第三週 (曜日注意) 3/2 (水) 第四週 3/9 (水) 講評会 ガイダンス 講義「個と群と律」 出題 1日目: 第 1回 講評:「個と群と律」の探索 第 2回 講義:「詰む」の数理 第 3回 制作:可能性の探索・作品の発想 2日目: 第 4回 講評:作品の提案・フィードバック 第 5回 講義:諸領域とのつながり 第 6回 制作:律の記述・アルゴリズム 3日目: 第 7回 講評:作品の展開・フィードバック 第 8回 講義:空間構造・メタマテリアル 第 9回 制作:ファブリケーション 4日目: 第10回 講評:制作プロセス共有・フィードバック 第11回 講義:作品表現・研究応用 第12回 制作:最終プレゼンテーション制作・展示計画 5日目: 第13回 最終作品発表および講評
授業の方法
講義を交えながら、制作・発表・講評の繰り返しにより作品を作り上げる。
成績評価方法
授業の取り組み、提出物、最終発表を総合して評価する
履修上の注意
本授業は一部または全部を対面で行う。 履修希望人数が40人を超える場合は、履修者選抜を行う。選抜はガイダンス時に出題するレポートなどによって行う。 ガイダンスを聞いてから履修を決めたいものや選抜結果を反映させるには、A2タームの履修登録確認・変更期間を利用すること。
実務経験と授業科目の関連性
現在美術家として活動中の野老の作品作りのプロセスを、本授業においても実践する。