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最終更新日:2026年10月16日
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全学自由研究ゼミナール (海のアジア2026 東南アジアと付き合う)
海のアジア2026 東南アジアと付き合う
【2026/9/25更新】
☆受講希望者はガイダンス(10月10日14時から15時にオンライン・ハイブリッドにて実施予定)へご参加ください。ガイダンス後に石井正文元インドネシア大使/国際法局長の特別講演会を行います。(「履修上の注意」もご参照ください。)
最近、イラン情勢に関する報道を目にする機会が多いのではないでしょうか?特にホルムズ海峡が封鎖されることで、日本の石油輸入に影響が出るという話はニュースでも頻繁に伝えられ、記憶に残っている方も多いでしょう。ホルムズ海峡のような「チョークポイント(狭隘部)」は安全保障上のリスクが高くなりますが、西アジアだけでなく欧州からのシーレーンでも、マラッカ海峡というチョークポイントが東南アジアに存在することを忘れてはいけません。
もちろん、日本と東南アジアの関係はこれだけにとどまりません。食べ物や服といった身の回りの品々にも数多くの「東南アジア製」が存在しますし、タイ料理やベトナム料理の店も国内に増えてきました。また、日本の在留外国人数を国籍別にみると、上位10か国のうち4か国が東南アジアの国となっています。さらに歴史を振り返れば、古くは渡来僧仏哲や朱印船貿易、そしてアジア・太平洋戦争中の日本による東南アジア占領など様々な形で関係が続いてきました。
このように、東南アジアは日本にとって非常に関係が深い重要な地域です。そうした重要性にも関わらず、私たちは東南アジアについて十分に知っていると言えるでしょうか?高校までの地理や世界史の授業で東南アジアについて学んだ方もいるでしょう。あるいは、東南アジアの料理が好きな方もいるでしょう。もしかしたらバックパックで東南アジアを旅した経験のある方もいるかもしれません。でも、一歩進めて理解を深める機会は驚くほど限られていないでしょうか。
本ゼミでは、東南アジアの近現代史をたどりながら、それまでの東南アジアに対するイメージや表層的な理解から、一歩踏み込んだ人間的かつ実践的な理解を目指します。そのうえで受講生の皆さんが、「東南アジアとはどういう地域であり、日本はどう向き合うべきか?」という問いに対して自分なりに答えを持てるようになることが最終的な目標です。そのために、教科書の輪読を通じた議論をベースに、実務家によるセミナーや現地訪問なども企画します(任意参加)。
みなさんのご参加をお待ちしております。
※昨年度のセミナーでは、東南アジア諸国関係の現役官僚をはじめ、ASEAN地域に深く関与されている方をお呼びしました(下記参照)。
【昨年度開催したセミナー】
・石井正文氏 (元駐インドネシア特命全権大使)
・山田滝雄氏 (AZEC担当大使)
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全学自由研究ゼミナール (海のアジア2026 東南アジアと付き合う)
山口 健介
A1
A2
集中
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
【2026/9/25更新】
☆各回、土・日・祝日の13時半ごろから18時まで正味4時間ほどです。具体的な日程は受講決定者と調整しますが、すべての授業に参加し貢献できる人を歓迎します。授業で用いる教材は必要か所をスキャンして共有します。
※内容は進捗状況により変更する可能性あり
【ガイダンス(ハイブリッド)】(10月10日14時から15時)(「履修上の注意」の項を参照)
・授業ガイダンスを行います。本授業への理解を深め、受講を検討してください。(「履修上の注意」の項を参照)
・ガイダンス後に石井正文元インドネシア大使/国際法局長による特別講演会を行います。
【第1回】東南アジアとは何か —多様性と地域のかたち— (10月17日)
・アイスブレイク / 輪読割振り
・宗教・民族・言語・地理的特性の重層性や多様性について理解を深め、「東南アジア」という枠組みがどのように形成されたのかを議論し、東南アジアを考える土台を作る。
・キーフレーズ:「宗教」「ゾミア」「土着国家」
【第2回】植民地支配と社会の変容(10月31日)
・植民地支配下で形成された民族関係・社会階層・経済格差が、現在の民族間の緊張や経済的不平等にどう関係しているのかを議論する。
・キーフレーズ:「分断統治」「華僑」「官吏養成」
【第3回】ナショナリズムと独立運動(11月14日)
・日本軍政下の統治、東南アジアのナショナリズムの起源と限界、これらがどのように独立に貢献したのか、現代の多民族国家が抱える問題にどのように関係しているのかを議論する。
・キーフレーズ:「日本軍政」「ナショナリズム」「民族覚醒」
【第4回】冷戦と開発体制の形成(11月28日)
・なぜ冷戦下で政治体制として開発独裁が実施されたのかを理解し、現在の東南アジア諸国にどのような形で残っているかを考察する。
・キーフレーズ:「開発独裁」「ベトナム戦争」「ODA」
※日本のODA実務者からの講義を予定しています。
【第5回】宗教・民族の政治化(12月12日)
・冷戦後に噴出した宗教・民族問題を国家・開発との関係で捉え直し、現在への示唆を得る。
・キーフレーズ:「宗教復興」「アイデンティティ」「開発と排除」
【第6回】ASEANと地域秩序(1月9日)
・米中の戦略的競争の中で、ASEAN各国が異なる対応をとっている現状を把握し、ASEANの可能性、課題を議論する。
・キーフレーズ:「南シナ海」「米中対立」「ASEAN中心性」
【第7回】日本と東南アジアの未来(1月23日)
・最終発表「『日本』はいかに東南アジアと関わるか」
・いくつかの軸(主体 / 分野など)を設定してグループ発表
(最終発表に向けた準備の時間を十分確保するためにグループ分けは早期に実施する予定です。)
教員ー受講生間での相互発表方式(詳しくはガイダンスで行います。)を予定しています。
1)授業への出席(エクスカーションやセミナー参加は任意です。)、2)グループによる最終発表、3)希望者は個別レポート提出を認めます。
【2026/9/25更新】
履修を検討する方は、可能な限りガイダンス参加を検討ください。なお、ガイダンス後15時から16時半の石井正文大使による特別講演会、および18時までの石井大使を囲んだ懇親会(無料)も参加希望を受付ます。参加希望、その他の問い合わせについては事前にTAにご連絡ください。< ***** >
実際の授業は現役官僚によりすすめられます。また適宜、実務家のゲスト講演を依頼します。