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最終更新日:2025年4月21日
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分子生命科学
分子から見た生命現象
生物の織りなすさまざまな生命現象は、すべて遺伝子DNAにコードされた遺伝情報が機能を発揮した結果であると言ってもよい。遺伝情報は、RNA、タンパク質、そしてそれが作り出す低分子有機化合物などの分子の形となり、これらの分子が相互作用しながら細胞内外で働いた結果、生き物としての不思議な性質が作り出されてくるのである。生物化学という学問分野は、このような生命現象が、分子の働きによっていかに作り出されるかを解明する研究分野である。
この授業では、この分野の代表的な教科書である「細胞の分子生物学 第5版」に沿って基本的な概念の説明と、その知識を基盤とする最先端の研究の紹介を交互に行う。基礎知識がなくとも生命科学研究のテーストを味わうことができるように配慮して講義を進める。理学部生物化学科の担当教員6名により、本学科の研究と密着した、タンパクの質構造と機能、RNAによる制御、神経細胞の分化、生体リズム、味覚・嗅覚・光感覚、学習記憶などのテーマについての講義を行う予定である。
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