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最終更新日:2024年10月18日

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全学自由研究ゼミナール (企画を創る~実践から学ぶ教養としてのアートマネジメント)

企画を創る~実践から学ぶ教養としてのアートマネジメント
芸術と社会をつなぐ役割を担うアートマネジメントには、多岐にわたる能力が求められます。中でも企画力は、コロナ禍を経て新たな社会的フェーズを迎えた現在、イベント実施の意義そのものをより一層明確に提示する必要がある為、今後さらに重要となっていく能力であると考えられます。
そして、企画を考えるプロセスとは、社会と芸術との関係のみならず、それらと自分自身との繋がりをも俯瞰しつつ、興味と関心を掘り下げていく必要のある、まさに「教養」の問われる知的営為とも言えるでしょう。
本授業は、社会の一線で企画づくりに携わって来たプロフェッショナルを講師に迎え、実体験に基づくレクチャーの他、グループワークを通じて企画立案に必要な資質、構成力、発信力を学びます。最終成果発表では、グループ毎に企画を立案し、企画書の作成・ブラッシュアップからプレゼンテーションまでを行います。以上の様な実践を通して「企画を創る」ことを共に考え学び、これからの時代の「教養」としての企画力を身に付けることが、本授業の目標となります。


●ゲスト講師紹介
鐘ケ江織代 (アートマネジャー、コーディネーター、リサーチャー)
株式会社しろばら百藝社代表取締役。パレイドリアン代表。滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール、京都コンサートホールの各事業課を経て、トーキョーワンダーサイト(現トーキョーアーツアンドスペース)では「若手のための現代音楽企画ゼミ」を企画するなど、コンサートやワークショップの企画・制作、若手クリエーターの育成・支援事業等に携わる。

山本和智(作曲家・プロデューサー)
独学で作曲を学ぶ。オーケストラ、室内楽、アンサンブル、合唱、独奏曲、映画音楽など作曲活動は広範にわたり、2006年モリナーリ国際作曲賞第1位(カナダ)、2007年AIC / Mostly Modern 国際作曲コンクール第1位(アイルランド)、2009年度武満徹作曲賞第2位、2010年第5回JFC作曲賞、2011年TOKYO EXPERIMENTAL FESTIVAL- SOUND, ART & PERFORMANCE vol.7奨励賞受賞など。2020年にはサントリーサマーフェスティバルにてオーケストラ作品の新作を初演。2009年より『特殊音樂祭』をプロデュースする。
和光大学表現学部総合文化学科非常勤講師、音楽実験ユニット「パレイドリアン」メンバー。

眞崎光司(学習環境デザイン研究家)
青山学院大学大学院社会情報学研究科博士後期課程修了。博士(学術)。大学卒業後、大学図書館に勤務し、大学生がワークショップや展示の形で自らの学習機会を創出することができる空間(ラーニング・コモンズ)のデザインと運営を担当。現在は音楽実験ユニット「パレイドリアン」メンバーとして現代音楽の普及活動や作曲家の創造性に関する研究を行う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51429
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (企画を創る~実践から学ぶ教養としてのアートマネジメント)
山上 揚平
A1 A2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回 オンライン・ガイダンス 第2回 企画を考える~心構えとはじめの一歩 第3回 企画をプロデュースする~プロデューサーの思考を探ろう 第4回 企画書を作成する~“伝わる“文章について考えてみよう 第5回 ワークショップ 第6回 個人ポスター発表/グループ決め 第7回 企画をデザインする~グループワークからはじめよう 第8回 企画をブラッシュアップする①~企画をフィードバックしよう 第9回 企画をブラッシュアップする②〜企画書の練り上げ 第10回 企画を発表する~プレゼンテーションをしよう 第11回 アートマネジメント実践講義 第12回 キックオフミーティング~企画実施に向けて 第13回 ラップアップ~振り返り
授業の方法
対面による講義、ワークショップ(グループワーク)
成績評価方法
出席状況、授業への貢献度、最終プレゼンテーションによって合否判定をおこなう。
履修上の注意
※原則、対面授業で行ないます。(対面で受講できる学生のみに履修を制限) ※受講人数を20名程度に制限します。 (ガイダンス時のアンケートに基づいて履修許可者を選抜し、翌週始めには結果を通知します)
実務経験と授業科目の関連性
本授業で講義を担当するゲスト講師はこれまでに様々なホール専属のキュレーターとして、あるいはフリーランスとして数多くのイベントを成功させて来た経験を持つ。本授業ではそのような実地経験に基づいた「企画」あるいは「アートマネジメント」に関わる方法と哲学の一端がアクティブラーニングの手法によって学べるものとなっている。