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最終更新日:2026年10月16日
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文理融合ゼミナール(研究入門)
「教程を作ってみる」
このコマは2018年、俳人の金子兜太さんと映画監督の高畑勲さんと、かつての東大生は「辞世の句」など、ものを「創る」ということが当たり前だったのに、21世紀に入ってすっかり退潮になっている懸念がある、と話したことが動機となって、「何か創ってみよう」というざっくりした/ゆるい設定で続けてきた。
ところが、毎年ヒマネタ化していたこのコマが2026年の前期は非常に充実し、うれしい驚きであった。そこで今期は前期を踏まえ「子供に何かを教えるもの」を作ってみるという緩やかな枠を設けることとした。例外があっても構わないが、まずもって何らかの「教程」を新たに作ってみることに挑戦する人を歓迎する。
前期でよかったもの:中学数学の因数分解を図形教材で体感させる/新しい「そろばん」教育の可能性 などなど。
担当者は理学系研究科物理学専攻の修士2年次、3年生の必修実験「真空技術」のTAとして、教程をほぼすべて新たに作り直し、たんに忍の一字であった「真空ポンプを引くだけの実習」を、目で見え、手で触れてわかる統計力学実験に作り替えさせてもらった経験がある。それから20年ほど経過した2011年、福島に放射線の可視化実験を宅配するので久しぶりに物理学科を訪ねたところ、M2の僕が作った教程がそのまま踏襲されているのを知り、いたく感動した経験がある。もう20歳もすぎれば大人であるから、立派に通用する教程を作成可能だが、黒板におしりを向けて立つ人はいちばんよく準備しなければならない。そういう経験をしてもらうと よいように、自分自身の学生時代も振り返って思うのである。
また「研究入門」としたのは、本学の3,4年や大学院での指導などを見るにつけ、どうも「研究入門」的な指導をする若い先生が減っているのではないか? という懸念があることが第一。 さらに「教える」システムを作る際には まず「教える人」教師側への指導書などが第一に先行し、プリンシパルを立てる必要があるため、下手な「研究入門カリキュラム」以上に、入念にクリエイティヴな研究に取り組むマナーに慣れ親しむことになるからである。
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