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最終更新日:2024年4月22日

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全学自由研究ゼミナール (ブランドデザインスタジオ26 新しい「幸せ」のブランド (創造編))

ブランドデザインスタジオ26 新しい「幸せ」のブランド (創造編)
●プログラムについて
『正解のない問いに、共に挑む』特別教育プログラムです。参加者の皆さんが今後、広く社会一般で活用し得る「共創」の手法を「21 KOMCEE (理想の教育棟)」を舞台に、東京大学×博報堂ブランド・イノベーションデザインのコラボレーションにより学んでいただきます。全回、ワークショップ形式で行われ、現役の広告会社社員、ブランド・コンサルタントがプログラム・デザインおよびファシリテーションを担当します。参加者でプロジェクトチームを結成し、チームでテーマに関するリサーチや分析、アイデア発想、プレゼンテーション制作を行ってもらうことを予定しています。
【URL】http://www.bdstudio.komex.c.u-tokyo.ac.jp/*****

●テーマについて
 みなさんにとって、「幸せ」とはなんでしょうか? 日本政府は、2021年に閣議決定した「経済財政運営と改革の基本方針2021」の中で、これからの「政府の各種の基本計画等について、Well-beingに関するKPIを設定する」ことを表明しています。同時に発表された「成長戦略実行計画案」では「国民がWell-beingを実感できる社会の実現」を目指すことも述べられています。背景には、2011年からOECDが「より良い暮らし指標(Better Life Index)」を、2012年から国連が「世界幸福度報告(World Happiness Report)」を、調査・公表し、2019年にはニュージーランド政府が「幸福予算」と訳されるウェルビーイング重視の予算編成を行うなど、世界的な「幸せ」や「ウェルビーイング」への注目の高まりがあるとされます。
 
 私たちにとって非常に基本的なことがらでありながら、いま、改めて様々な議論がなされている「幸せ」。今回のブランドデザインスタジオは、この「幸せ」という概念をテーマとして取り上げます。 
 参加いただく皆さんには、「幸せ」を多面的に捉え直し、「幸せ」に関する課題解決や価値創造をもたらすブランド(商品やサービス)を発想し、アイデアをかたちにして世に伝えることに挑戦いただきます。
 今回の授業では、特に「手を動かす」ことを重視します。頭の中でアイデアを考えるだけではなく、ユーザーの体験を描くスケッチや様々なモノでかたちにしてみるラフ・プロトタイピングなどの手法を活用して、チームメイトと手を動かしながらアイデアを作り込んでいくことを体験いただきたいと思います。
 そして、本授業のアウトプットは、東京大学教養学部教養教育高度化機構と株式会社博報堂が共催し実施している、大学生のためのブランドデザインコンテスト「BranCo!」( https://branco.h-branddesign.com/***** )にエントリーしていただくことを予定しています。みなさんのアイデアをオープンなコンペティションに応募することで、外部からのフィードバックを得ることを想定します。
 なお、今年度のブランドデザインスタジオは、Sセメスター・Aセメスター通じて、「幸せ」をテーマとしています。 Sセメスターでは、多様な有識者や生活者への「幸せ」に関するリサーチを実施しており、 AセメスターはSセメスターの調査・分析のインプットに立脚しながら、 「幸せ」に関する具体的な商品やサービスのアイデアを創造することにフォーカスしていきます。もちろん、Aセメスターからのご参加も歓迎します。

 「幸せ」とは、何か? 根源的であり、かつ新しい、この問いにじっくりと向き合いたい。手を動かして、アイデアをかたちにしたい。そんなあなたの参加をお待ちしています。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51408
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (ブランドデザインスタジオ26 新しい「幸せ」のブランド (創造編))
真船 文隆
A1 A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
集中講義として設定されています。基本的には木曜日17:30~20:30での「ワークショップ」として授業を行います。詳しくはガイダンスおよびHP (http://www.bdstudio.komex.c.u-tokyo.ac.jp/*****)で確認してください。 対面でワークショップを行う回とオンラインでワークショップを行う回を交えて行います。 新型コロナウイルス感染症の流行の動向に応じて、対面ワークショップとオンライン・ワークショップの回数を調整します。授業初回のガイダンスで方針をお伝えします。 10月6日(木) 17:30~20:30にワークショップ体験会およびガイダンスを実施します。3時間通し(途中休憩あり)での体験会・ガイダンスとなりますが、受講希望者は必ずガイダンスに出席してください。 ※このガイダンスはオンライン開催となります。ZOOMのURLをシラバスに掲載しますので、ご確認の上ご参加ください。 ※Sセメスターのガイダンスにご参加いただいた方は18:30からご参加ください。
授業の方法
講義などの一方的な知識伝達スタイルではなく、参加者自ら「参加」「体験」し、グループの相互作用の中で何かを学びあい、創出し、合意形成していく「共創」の手法で行います。 具体的には、情報収集・活用の方法(KJ法等)、フィールドワークの手法、発想の手法(ブレイン・ストーミング等)といった様々な思考方法を体験学習出来るとともに、チームワークスキル、コミュニケーションスキル、プレゼンテーションスキルといった社会一般で必要とされる基礎スキルの習得も行えます。
成績評価方法
全ての授業への参加を前提に、個人ワークの提出内容、グループワークへの貢献、最終プレゼンテーション内容により評価します。
履修上の注意
10月6日17:30~20:30にワークショップ体験会およびガイダンスを実施します。 履修者数は40名以下とします。受講は全ての授業に出席することが必須条件です。
実務経験と授業科目の関連性
本授業は、東京大学と株式会社博報堂の協働により開催されます。博報堂内のブランディング、イノベーション支援専門組織「博報堂ブランド・イノベーションデザイン」のブランド・コンサルタントやクリエイターがプログラム・デザインおよびファシリテーションを担当します。参加者のみなさまには、博報堂で実際に実践されているリサーチ手法、コンセプト開発手法、アイデア発想手法を体験いただきます。