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最終更新日:2026年4月20日
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事例研究(科学技術ガバナンス論)
科学技術の急速な進展は現代社会の抱える様々な問題解決に寄与しうる。一方、科学的知識と技術の利用形態に関する不確実性や曖昧さ、科学技術の研究開発や利用に関わるステークホルダーの多様性によって社会や環境に想定しないリスクや、複雑なリスクトレードオフ構造をもたらすおそれもある。社会経済活動がより重層的に繋がり相互依存性を高めている社会にあって、先見的に社会構造の変革を目指すトランスフォーマティブ・イノベーション政策が求められている。こうした公共政策の実現のため、研究者コミュニティ、産業、政策立案者や意思決定者は、上述した科学技術の本質を踏まえ、技術がもたらす安全性への影響のほか、倫理的・法的・社会的含意・課題(ELSI:Ethical, Legal, Social Implications/Issues)を事前に検討し、適切なガバナンスに向けて責任ある研究イノベーション(RRI: Responsible, Research Innovation)を展開することが求められる。
本講義では、科学と技術の関係の分析や科学技術の社会導入における科学技術ガバナンスを考えるうえでの様々なアプローチや手法を提供する。具体的には、テクノロジーアセスメント(TA: Technology Assessment)(技術の社会影響評価)、フォーサイト、ホライゾンスキャニング等のいわゆる戦略的知性(Strategic Intelligence)や社会構造転換のマネジメント手法であるトランジションマネジメント、リスクガバナンス等の基本的考え方・手法・制度を学習し、また、複数のグループワークを通じて分野の異なる学生間の議論の機会を設け、さらに具体的な技術や科学と社会に関連するテーマにかかわるゲスト講師からの講義などを通じて、受講者自ら特定の技術を選定してレポートを作成することで、上述のような問いを自ら深めることを目的とする。
科学技術にかかわる研究開発に従事する者、科学技術が関連する政策に携わることを目指す者、そして身の回りの科学技術の影響について検討したい者に受講してもらいたい。
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