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最終更新日:2025年4月21日

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事例研究(現代行政I)

人新世の行政
近年、人新世(アントロポセン)という言葉に注目が集まっている。それは、地球の環境や生態系に対して、人間の活動が大きな影響を及ぼすようになった時代を意味する概念である。その始まりについては諸説あるが、いずれにせよ、この概念を通じて、気候変動をはじめとする様々な環境問題が、近代社会の直接的な帰結として把握されることとなった。

それでは、この人新世という概念は、今日の政治と行政について考える上で、いかなる意味を持っているのだろうか。単に、「気候変動対策」や「環境行政」という言葉を用いる場合と、何が違うのだろうか。この課題に対して、行政学は十分に向き合ってきたとは言えない。

そこで、この授業では、人新世に関連する重要な文献をいくつか読み、それらの知見が現代の行政活動に対して有する意義について考えたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
5140041
GPP-MP6Z40S1
事例研究(現代行政I)
前田 健太郎
A1 A2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
公共政策学教育部
授業計画
毎週、和文を50頁から100頁程度のペースで読む。
授業の方法
課題文献の報告者を決め、レジュメの作成を求める。
成績評価方法
平常点で評価する。
教科書
ナオミ・オレスケス&エリック・コンウェイ『こうして、世界は終わる』 ジェイソン・ムーア『生命の網の中の資本主義』 アミタヴ・ゴーシュ『大いなる錯乱』 J.R. マクニール『20世紀環境史』 ジェイソン・ヒッケル『資本主義の次に来る世界』
参考書
特になし
履修上の注意
毎週5時間程度の予習を求める。