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最終更新日:2024年10月18日

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全学自由研究ゼミナール (最先端の生命科学研究を駒場で体験する/Experiencing cutting-edge life science research at Komaba )

最先端の生命科学研究を駒場で体験する/Experiencing cutting-edge life science research at Komaba
【注意】この授業は開講日程の都合上、成績が所定の確認日より後に公開される見込みが高いので留意すること。特に2年生は本科目の成績が前期課程修了要件に含まれない見込が高いので、履修にあたっては十分に注意すること。

教養学部後期課程(理系)・統合自然科学科の「統合生命科学コース」には、ライフサイエンス研究の若きトップランナーが集結し、生命科学のフロンティアを開拓しています。本ゼミの履修学生は、最先端の研究を展開している研究室に数名ずつ配属され、未解明の研究課題に実際に取り組んでもらいます。

研究の進め方は教員と相談して決めます。研究室によって曜限を指定する場合、指定しない場合、集中して行う場合があります。セメスターの最後に、履修者全員が参加して成果報告会を開催する予定です。

統合生命科学コースの特徴は、先端性と多様性である。准教授が独立した研究室を運営できるため、26もの研究室がある。その研究テーマは極めて多様であり、分子生物学や細胞生物学、植物生理学といった理学的な基礎研究から、神経科学、内分泌学といった医科学的な研究、そして、創薬などを目指した薬学・農学・工学的な研究まで多岐にわたる。ノーベル生理学・医学賞を受けたオートファジー研究が駒場で開始されたという事実が象徴するように、流行にとらわれない独創性の高い研究が行われている。実験や理論などのアプローチ法も多彩である。若き教員が柔軟な発想で、先端的でチャレンジングな研究テーマを選び、熱心に学生を指導するのみでなく、教員自らが現場に立って実験をしている研究室も多い。

生命科学が大好きで、新しい分野を切り拓きたいという熱い想いを持つ学生を歓迎する。また、文系から理系への転向を考えている学生も受講できる。教科書で学ぶことの先にある生命科学の最先端を体験して欲しい。

担当教員と研究テーマ(テーマと教員は変更・増減する可能性があります):
野本 貴大  切らない手術 ケミカルサージェリー・ドラッグデリバリーシステム
道上 達男  ツメガエル胚の形づくりに力はどのように関わるか
晝間 敬   植物と共生する微生物の未知の機能の探索
吉本 敬太郎 核酸医薬の分子設計と機能評価
加納 純子  染色体末端テロメア/サブテロメアの分子機能の解明
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51400
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (最先端の生命科学研究を駒場で体験する/Experiencing cutting-edge life science research at Komaba )
吉本 敬太郎
A1 A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
※下の研究テーマ・担当教員は変更・増員する可能性があります。最新のものは、あらためてガイダンス時に紹介します。 研究テーマ1「切らない手術 ケミカルサージェリー・ドラッグデリバリーシステム」 野本 貴大(准教授)  当研究室ではケミカルサージェリーのコア技術となる薬物送達技術を中心に開発しています。特に、従来の形式や専門分野にはとらわれない自由な発想に基づくアプローチで取り組んでいます。本ゼミでは、新たな医療モダリティの創出につなげるサイエンスや分子に関わる実験を体験してもらう予定です。 受入可能人数: 1-2名 ウェブサイト: https://sites.google.com/***** ________________________________________ 研究テーマ2「ツメガエル胚の形づくりに力はどのように関わるか」 道上 達男(教授)  カエルの初期胚は、組織全体が動いて全体の形が大きく変化する。この時、おのおのの細胞には様々な力が加わる。 このゼミでは、外胚葉の細胞群に着目し、組織変形と力、更には細胞の形状の関係について実験と考察を行う。 受入可能人数: 1-2名 ウェブサイト: http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/***** ________________________________________ 研究テーマ3「植物と共生する微生物の未知の機能の探索」 晝間敬(准教授)  植物は無数の微生物と相互作用することが分かっており、その中の一部は植物の生存に欠かせない役割を担っていることが明らかになっています。しかしながら、 その他大部分の微生物が植物と共生する意味は分かっていません。本授業では、これら未知の微生物にスポットを当ててその隠された機能を明らかにするための実験に 取り組んでもらおうと考えています。さらには、微生物は単独でも効果を発揮しますが、集団化された際にその機能が質的・量的にどのように変化するのか、現在 世界中の研究者が興味を持っているにも関わらず解き明かされていない重要問題にも挑戦してもらいたいと考えています。 受入可能人数: 1-2名 ウェブサイト:http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/***** ________________________________________ 研究テーマ4「核酸医薬の分子設計と機能評価」 吉本 敬太郎(准教授)  薬剤分子の開発は、低分子から始まり、バイオ医薬品である抗体、さらに現在は核酸へシフトしているところであり、核酸医薬は新しい薬剤モダリティとして注目されています。  本ゼミでは、当研究室で行なっている分子認識型核酸(核酸アプタマー)に触れてきただき、核酸のもつユニークな物性を様々な測定を通じて体験してもらいます。受講者のラボ実験可能な時間を事前に共有してから、化学・生化学的な実験に取り組んでもらう予定です。核酸アプタマーの特長を端的に説明すると、迅速かつ安価に製造でき、品質が一定で、薬効が高く、相補鎖で薬効を中和できる点にあります。さらに、複数のアプタマーを繋げたものを容易に設計・製造することが可能です。 受入可能人数: 1-2名 ウェブサイト: http://yoshimotolab.c.u-tokyo.ac.jp/***** ________________________________________ 研究テーマ5「染色体末端テロメア/サブテロメアの分子機能の解明」 加納純子(教授) 遺伝情報を担うDNAは様々なタンパク質と結合することにより、染色体と呼ばれる構造体を形成します。酵母、動物、植物などを含む真核生物は線状の染色体をもち、その両末端にはテロメアと呼ばれる領域が存在し、テロメアに隣接してサブテロメア領域が存在します。テロメアやサブテロメアは生命維持、細胞寿命制御、ゲノム進化などにおいて重要な役割を果たしていることがわかりつつあります。本ゼミでは、分子遺伝学、分子生物学、高性能顕微鏡解析などによって、真核生物の染色体末端の分子機能を探る研究を体験していただく予定です。 受入可能人数:1-2名 ウェブサイト:http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/*****
授業の方法
学生は、希望に応じて、いずれかの担当教員の研究室に数名ずつ配属され、対面で行われます。研究の進め方は教員と相談して決めます。研究室によって曜限を指定する場合、指定しない場合、集中して行う場合があります。セメスターの最後に、履修者全員が参加して成果報告会を開催する予定です。担当教員と研究テーマは次の通りです。 担当教員と研究テーマ(今後増える可能性があります): 野本 貴大  切らない手術 ケミカルサージェリー・ドラッグデリバリーシステム 道上 達男  ツメガエル胚の形づくりに力はどのように関わるか 晝間 敬   植物と共生する微生物の未知の機能の探索 吉本 敬太郎 核酸医薬の分子設計と機能評価 加納 純子  染色体末端テロメア/サブテロメアの分子機能の解明
成績評価方法
研究への取り組みや成果報告会での発表をもとに評価します。
履修上の注意
ガイダンスは、2024年10月8日(火)12:20〜12:50にオンラインで行います。ガイダンス参加は必須ではありませんが、テーマと教員の最新の情報が提示されますので、参加をおすすめします。 ガイダンスのZoom URLは、UTOLのオンライン授業情報に記載する。 ガイダンスの模様は録画してGoogle Drive(https://drive.google.com/*****)か、Zoom動画にてガイダンス後に共有予定です(閲覧には大学アカウントでのログインが必要です)。 履修希望者は、Google Form(https://forms.gle/*****)にて2024年10月11日(金)までに提出すること。 配属先を調整・決定後、Google Formに記載したメール宛に連絡します。