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最終更新日:2024年10月18日
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文理融合ゼミナール(身体と芸術)
音響を用いた表現
一般的な音楽は、メロディー、ハーモニー、リズムから構成されている。しかし、それらは長い歴史の積み重ねによる恣意的かつ暗黙のルールに縛られていて、多くの人は、その「基準」に基づいたものだけを「音楽」と認識する傾向がある。その一方20世紀以降には、これらのルールを解体し、音楽そのもののあり方を考え直すような様々な試みが行われた。「これは音楽ではない!」といった批判も受けたものも少なくないが、その批判の是非はさておき、こうした試みをとりあえず「音響による表現」と呼んでおこう。
この授業では、そうした過去の実例を紹介し、そのいくつかについては実際に演奏を試みる。そして、既存のアイデアを模倣し、拡張、超越することによって、受講生自身による独自の「音響表現」に挑戦してもらう。簡単な演奏上のルールを決めることで、他の受講生に、そのアイデアを演奏してもらうこともできるだろう。
このような実験的な表現を体験することで、音楽演奏への新しいアプローチを見つけるだけではなく、先入観にとらわれない自由な感性で音楽を聴取できるようになることが、本授業の到達目標である。
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