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最終更新日:2025年10月17日

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学術フロンティア講義 (宇宙資源:サイエンスxテクノロジーxビジネスの最前線)

宇宙資源:サイエンスxテクノロジーxビジネスの最前線
宇宙には、地球とはまったく違うチャンスが眠っています。たとえば小惑星。地球から宇宙に出るには大量のエネルギーが必要ですが、小惑星ならジャンプするくらいの勢いで脱出できるほど重力が小さいのです。そして、その中には鉄、レアメタル、水といった、将来の宇宙産業を支える資源が大量に含まれています。
こうした宇宙資源の活用は、「次の産業革命」とも言われるほど注目されています。すでに各国で研究やビジネスが動き出しており、月面探査のispace社、小惑星開発のKarman+社といった企業が世界の先頭を走っています。NASAやESA、JAXAのミッションに関わる専門家たちも、実践の最前線で活躍しています。
この講義では、そうした最前線の研究者や企業のリーダーが実際に登壇します。宇宙を舞台に、資源・産業・法律・国際協力などが交差する、まったく新しい世界を一緒にのぞいてみましょう。海外からの講師も登場しますが、必要に応じて日本語でのサポートも行います。

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※このゼミは10月2日(木)6限(18:45~)にZoomで行われる
工学部合同説明会への参加を予定しています。
ZoomのURLは後日UTAS掲示板のお知らせにて周知いたします。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51355
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (宇宙資源:サイエンスxテクノロジーxビジネスの最前線)
宮本 英昭
A1 A2
月曜5限
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講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
以下を予定していますが、企業CEOや宇宙ミッションの中心メンバなど、極めて忙しい講師陣なので、途中で講義日程を入れ替えることがあるかもしれません。ミッションの進捗などに応じてこれは避けられない事態なので、ご了承ください! 第1回(10/6) 宮本英昭(東大教授) 宇宙資源開発の概論 第2回(10/13) 袴田武史(ispace CEO) 挑戦は終わらない―         月面を目指す民間宇宙企業ispaceの現在地と未来 第3回(10/20) John Culton(Adelaide Univ. 宇宙資源センター長)The Geopolitics of         Space Resources – National Roles in Lunar and Asteroid Development 第4回(10/27) 船瀬龍(東大/JAXA教授) 超小型衛星による小天体探査・         深宇宙探査の現状と展望 第5回(11/6・木) 石上玄也(慶應大教授) 月や小惑星で働くロボットたち―         低重力環境での実験と未来の宇宙資源開発 第6回(11/10) 中村智樹(東北大教授) 小惑星サンプル分析からみる宇宙資源利用 第7回(11/17) Mark Sonter (Off Earth Resources CEO) Space Resources in Practice:         Insights from Deep Space Industries and the Next Frontier 第8回(12/1) Patrick Michel (CNRS) Protecting Earth from Asteroids: NASA and ESA’s Latest Mission 第9回(12/8) 青木節子(千葉工大客員主任研究員) 宇宙資源ビジネスをめぐる法的課題 第10回(12/15)高屋友里(東大特任研究員) 天体上にある天然資源と国際宇宙法 第11回(12/22)小泉宏之(東大准教授 Pale Blue 取締役) Pale Blueの挑戦:   超小型衛星用水推進機構と宇宙資源 第12回(1/5) Daynan Crull (Karman+ Co-Founder) Karman+ and the Dawn of Commercial        Asteroid Resource Exploration 第13回(1/19) 尾崎直哉(JAXA・FUSEKI CEO)・岡島礼奈(ALE CEO) 民間ビジネスと宇宙資源探査
授業の方法
基本はオムニバス形式の講義です(初回から講義です)。海外からの講師の場合は必要に応じて日本人講師が補足する予定です。
成績評価方法
出席を兼ねたアンケートに毎回回答してもらいます。
履修上の注意
理系・文系のどちらの学生も歓迎します。特段の前提となる知識はありませんが、海外の講師の講義は英語中心で進められます。
実務経験と授業科目の関連性
それぞれの立場から宇宙資源関連事業としての最先端をお話しいただきます。たとえば ispace社CEOの袴田武史氏は、民間宇宙企業として月面を目指しているご活動を中心に。 Off Earth Resources CEOのMark Sonter氏は、世界初の宇宙資源会社、Deep Space Industries社設立の経験など。 ALE社CEOの岡島礼奈氏は、人工流れ星作成という宇宙ミッションと科学ミッションへの参画経験など。