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最終更新日:2024年10月18日
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文理融合ゼミナール(身体と芸術)
生成AI以降に伸びる 人間の創造性とは?
例えば、マンガの「効果線」をAIは描けるだろうか? べた塗りや スクリーントーンを貼るような作業と違って、センスを感じさせるような効果線を AIに期待するのは困難である。それどころか、コミックスの現場やアニメーションの背景などは、AIの活用が期待されているけれど、2024年時点で、およそ実用の水準に達していない。逆に、そうした要素に生成AIを活用することで、初めて可能になるような新たな表現があるだろうか? 例えば手塚プロダクションの場合、ネーム(シナリオとセリフ)についてはAIを活用しているが、作画については依然として、およそ実用レベルには達していない。担当者は音楽家で、コミックスはファン/コラボレータに過ぎないが、このコミックスの例を含め、生成AI以降の時代だからこそ初めて可能な、人間の創造性を飛翔させるような表現の可能性、あるいは表現の倫理などを、クリエータ目線で検討するコマである。可能であればプロの漫画家など、ゲストをお招きしたいとも考える。
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