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最終更新日:2024年4月22日

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全学自由研究ゼミナール (財政を真剣に考える)

財政を真剣に考える
少子高齢化や、経済の低成長、急速なデジタル化、コロナ渦対策など、現代社会の抱える課題が複合的に作用して、日本の財政は大変なことになっています。そして財政の危機は、私たちの暮らしに大きなインパクトを与えずにはすみません。
*このゼミでは、まず導入として歴史を振り返り、100年前のウィーンで租税国家の危機を論じたシュンペーターの取り組みを追体験しましょう。第一級の古典を読む貴重な経験になりますし、法・政治・経済のダイナミックなからみあいを理解することにつながります。
*それから、法学部を卒業して現在いろいろな立場で財政の問題に取り組んでいる多彩なゲストをお呼びします。ミニ・シンポジウムのような形で、濃密に対話したいと思います。
*しかるのち、参加者の関心に応じたトピックを設定して、全員で議論しましょう。トピックの立て方は相談しながら徐々に確定していきます。たとえば、社会保障負担が増えることで将来世代がどういう状況に置かれるか。なぜ日本で消費税増税がこれほど嫌われるか。超金融緩和の下で国債を発行するとはどういうことか。地方自治体の財布は誰が握っているか。米中欧など外国の財政はいまどうなってきているか。こういった具合に、調査のやりがいがあり、かつ、リサーチ能力を高めるのに役立つトピックをいくつか自由に設定できればいいと思います。

ゼミ担当者は法学部で「租税法」を担当しています。法律家の立場から助言し、伴走します。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51348
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (財政を真剣に考える)
増井 良啓
A1 A2
水曜5限
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講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
1シュンペーター『租税国家の危機』を読む(3回くらい) 2ゲストと語る(4回くらい) 3トピックを設定し、担当者が報告して、全員で議論する(残りの回)
授業の方法
文献会読、ミニ・シンポジウム、口頭報告と討議、などを組み合わせる。
成績評価方法
平常点による。
履修上の注意
このゼミの主役は、あくまで参加者のおひとりおひとりです。能動的な参加をいとわない方、議論を楽しむ余裕のある方、勉学に意欲的な方の参加を歓迎します。 Zoom meetingで、リアルタイムで顔出し・マイクオンにし、あたかも教室で会話しているのと同様の密度で参加者相互でやりとりをしながら行う予定です。