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最終更新日:2024年10月1日

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文理融合ゼミナール(メディアと芸術)

実験的メディア考古学:19世紀の映像装置を再発明する
【注意】この授業は開講日程の都合上、成績が所定の確認日より後に公開される見込みが高いので留意すること。特に2年生は本科目の成績が前期課程修了要件に含まれない見込が高いので、履修にあたっては十分に注意すること。

19世紀末、エジソンやリュミエール兄弟によって映画が生まれ、現代の映像文化へと発展した。しかしさらに遡れば、規則的に並んだ柵の後ろを通る馬車の車輪のスポークが奇妙に歪んで見えることを、イギリスの科学者ロジェが200年前に気がついたことに辿り着く。柵と馬車の車輪が、なぜ映像装置の発明へとつながるのだろうか?

この授業では、こうした19世紀の発見や映像装置を資料から読み解き、実際に自分で作り、実験し、仕組みや効果を検証しながら、我々が日常的に目にしている映像というもののルーツに迫ります。そして、19世紀にこぼれおちてしまったポテンシャルを拾い上げ、そこから新しい映像装置やメディアを再発明する試みにつなげます。

メディアアーティストで絵本作家の岩井俊雄と、プリミティブメディアアーティストの橋本典久が担当。受講者とともに未知なる映像の魅力を発見する機会となることを期待しています。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51340
CAS-IC2430S1
文理融合ゼミナール(メディアと芸術)
岩井 俊雄
A1 A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
1月11日 2〜4限 3コマ 1212教室 オリエンテーション 映像の起源ワークショップ1 映像の起源となる各装置が生まれた背景を解説。実際に装置を制作する。仕組みを学び考えることを主とする。 1月12日 2〜5限 4コマ 1212教室 映像の起源ワークショップ2 映像の起源ワークショップ3 前日に続き、映像装置を制作する。原理の違いや、その仕組を利用した演出方法について考察する。仕組みを学び考えることを主とする。 1月16日 2〜5限 4コマ 1212教室 課題説明 構想、設計、制作 最終課題の提示。講義内で学んだ装置をヒントに独自に発展させた作品を制作する。 コンピュータなど新しいテクノロジーを組み合わせても良い。完成度を求める。 個人制作でもグループ制作でも良いが、グループ制作を希望する学生は講師に相談して許可を得ること。 1月21日 3〜4限 2コマ 1212教室 学生課題発表 簡単な発表会を行う。制作者のコメントをうけて講師からもコメントし、ディスカッションを行う。
授業の方法
講義と簡単な制作を行う。授業形式はすべて対面形式で行う。 最低限の材料を提供するが、必要な工具類(文房具類、はさみ、カッターナイフなど)やテープ、のりなどの消耗品、情報検索や画像制作でPCやタブレット類、デジタルカメラは履修者が用意すること。
成績評価方法
毎日のコメントシート 50%、最終課題 50%で算出する。
履修上の注意
講義で順次解説をするため予習は特に必要ないが、講義後の復習やリサーチをすること。 簡単な工作作業があります。プログラミング能力は不問です。 最終課題が講義中に完成しない場合は宿題となります。
実務経験と授業科目の関連性
岩井俊雄 絵本作家, メディアアーティストとして活動 橋本典久 プリミティブ・メディアアーティスト, 教員, 研究者として活動