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最終更新日:2024年4月22日

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社会正義論

生殖=再生産をめぐる倫理
生殖(reproduction:再生産)をめぐる倫理について講じる。ある社会や国家において、どのような人々がどのように生殖をなすか/なさないかは、国家や為政者にとっての関心の的であり、例えば日本では長く「少子高齢化」を「問題」事象として語ることが平常化している。この講義では、生殖にまつわる健康や権利の概念が重要性を持つに至った歴史的背景のみならず、様々な時代・地域で生殖にまつわる健康や権利を蹂躙されてきたマイノリティ集団の歴史に焦点を当てる。この授業を受けることで、生殖(する/しない)という実践がどのように政治化されてきたかを学ぶことができ、また、現代社会に残存する多様な社会的不正義について理解するための一つの視角を得ることができる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51336
CAS-GC1A39L1
社会正義論
高井 ゆと里
A1 A2
金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回:全体イントロダクション 第2回:性と生殖をめぐる健康と権利 第3回:ラディカルフェミニズム運動と女性の健康➀ 第4回:ラディカルフェミニズム運動と女性の健康➁ 第5回:産児調節運動と優生学➀ 第6回:産児調節運動と優生学➁ 第7回:優生保護法と中絶へのアクセス 第8回:優生保護法と不妊化の歴史 第9回:生殖の正義➀ 第10回:生殖の正義➁ 第11回:出生前診断と優生思想 第12回:トランスジェンダーと生殖の権利➀ 第13回:トランスジェンダーと生殖の権利➁ 第14回:全体まとめ
授業の方法
講義。出席者にはコメントペーパーの提出を求める。
成績評価方法
各回のコメントペーパーの内容:40% 最終レポート:60%
履修上の注意
生殖=再生産をめぐる倫理に関心をもつ全ての者の受講を歓迎する。