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最終更新日:2025年4月21日
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人文科学ゼミナール(哲学・科学史)
古典イスラム思想理解のためのアラビア語原典講読
本授業においては、アラビア語の原書講読を通じてイスラム思想についての見識と理解を深めることを目指す。イスラム思想の領域としてはシーア派思想、神秘主義、神学のそれぞれについてテクストを3つ用意し、学生と協議の上領域およびテクストを決定する。アラビア語を習得した上で授業に参加することが望ましいが、学習中もしくは未習であっても意欲があれば出席して構わない(和訳もしくは英訳を配布)。テクストについてはなるべく母音符号付きのものを選ぶようにし、シーア派思想の場合はシーア派独特のイマーム(指導者)論とスンナ派批判を骨子とするアッラーマ・ヒッリー(1325年没)著『イマーム位を知るための高貴なる道』を、神秘主義の場合はスンナ派正統思想の中に神秘主義を取り込んだガザーリー(1111年没)が晩年に弟子たちに倫理的に正しく生きることを説いた『おお少年よ』を、神学の場合はイスラム教内の諸宗派の思想を要約した分派学書を講読対象の候補として用意するが、それ以外の著作を講読したいという要望があれば、テクストを変更することもありえる。
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