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最終更新日:2024年10月1日

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文理融合ゼミナール(メディアと芸術)

実験(的)音楽論・演習
【注意】この授業は、開講日程の都合上成績が前期課程修了要件に反映されない見込みが高いので、履修にあたっては十分に注意すること。

アカデミックな文脈において、「実験音楽」という言葉は多くの場合、1950年代以降のアメリカ実験音楽を指します。本授業では、その代表的な例であるジョン・ケージの思想を出発点に、現代に至るまでの作曲家・演奏家たちによる実践、特に反(非)音楽的とされる実験音楽の一端を紹介します。それぞれの作品コンセプトや文脈を読み取るとともに、図形楽譜やテキストスコアといった、五線譜によらない記譜の方法、既存楽器の新しい奏法の開発、非楽器の使用等を知ることで、西洋近代音楽の制度を客観的かつ批判的に考察する視点をもつことを目指します。また、過去の作曲家・演奏家たちが既存の「音楽」の枠組みをどのように拡張していったのかを学んだ上で、キャンパス内の空間を生かした演奏(不)可能なスコアの制作、実演をおこないます。授業は講義のほか、実演、ディスカッションに比重を置いてすすめます。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51299
CAS-IC2430S1
文理融合ゼミナール(メディアと芸術)
北條 知子
A1 A2
集中
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
授業計画: 1. イントロダクション (実験(的な)音楽とは/教員紹介) 2. 出発点としてのジョン・ケージ 3. 楽器の拡張I 特殊奏法、プリペアドピアノ、自作楽器、非楽器の使用 4. 楽器の拡張II 楽器を使用しながら、通常の奏法以外での演奏方法を考える
 5. 音を指定しない記譜1 図形楽譜
 6. 音を指定しない記譜2 テキストスコア 7. 音を指定しない記譜3 実演と批評 8. 空間への応用1 場の特性を知る 9. 空間への応用2 場の特性を知る 10. 実演1 準備 11.  実演2 準備 12.  実演3 発表 13.  実演4 発表・批評・まとめ <集中講義日程> 2月12日 3−4限  2月13日 3−4限  2月14日 2−4限  2月15日 2−4限  2月16日 2−4限  場所:コミュニケーションプラザ 多目的室1、音楽実習室
授業の方法
講義、ディスカッション、グループワーク
成績評価方法
出席と最終発表も含めた参加度をもとに評価します。
履修上の注意
特になし。