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最終更新日:2024年10月1日
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文理融合ゼミナール(メディアと芸術)
実験(的)音楽論・演習
【注意】この授業は、開講日程の都合上成績が前期課程修了要件に反映されない見込みが高いので、履修にあたっては十分に注意すること。
アカデミックな文脈において、「実験音楽」という言葉は多くの場合、1950年代以降のアメリカ実験音楽を指します。本授業では、その代表的な例であるジョン・ケージの思想を出発点に、現代に至るまでの作曲家・演奏家たちによる実践、特に反(非)音楽的とされる実験音楽の一端を紹介します。それぞれの作品コンセプトや文脈を読み取るとともに、図形楽譜やテキストスコアといった、五線譜によらない記譜の方法、既存楽器の新しい奏法の開発、非楽器の使用等を知ることで、西洋近代音楽の制度を客観的かつ批判的に考察する視点をもつことを目指します。また、過去の作曲家・演奏家たちが既存の「音楽」の枠組みをどのように拡張していったのかを学んだ上で、キャンパス内の空間を生かした演奏(不)可能なスコアの制作、実演をおこないます。授業は講義のほか、実演、ディスカッションに比重を置いてすすめます。
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