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最終更新日:2024年10月18日

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文理融合ゼミナール(メディアと芸術)

音が鳴る物を手作りする。この作業から自分を客観視する。(「物と体と音についての実習」というタイトルで表記されている場合もあります。)
毎回の授業で、ひとりひとつずつ、音が鳴る物を手作りします。作業を通じて、自分の体の働き方を見つめ直します。手で材料を加工し、音を鳴らし、耳で聞き、そして手の作業を繰り返し、再び音を鳴らして、耳で聞き、手の作業を重ね、音の鳴り具合を確認し、手の作業に戻るといった、からだ全体の連携とフィードバックの現象に自分を投入します。音を媒介に耳と手と体の連携を見直す作業です。普段は使わない思考回路の開通作業でもあります。理屈で音が鳴る仕組みを理解することと同時に、またそれ以上に鳴り物の音の具合に耳を澄ませながら、手触りや手探りを頼りに次の手作業を試みる、という作業です。そして自分を客観視することを目標とします。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
51297
CAS-IC2430S1
文理融合ゼミナール(メディアと芸術)
西原 尚
A1 A2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
以下のように計画していますが、受講者の希望や材料確保の状況によって、順番は前後する可能性があります。 01 授業概要を共有する時間 02 横笛(世界各地の横笛) 03 斜め笛(トルコやイランのナイ) 04 鼻笛(フィリピンや台湾の鼻笛) 05 縦笛(スロヴァキアのコンツォフカ) 06 カリンバ(アフリカ大陸各地のカリンバ) 07 三弦琴(世界各地の琴) 08 スーパーボール(創作楽器) 09 移動式カリンバ(創作楽器) 10 板バネ(創作楽器) 11 ピエゾマイク(電気工作) 12 シングルリード楽器(トルコのシプシ) 13 成果発表
授業の方法
一緒に音を聞きながら手作業をするので、すべて対面で行います。
成績評価方法
興奮度や好奇心の躍動感は数値化することができないので、出席を基準とする以外に成績評価を方法が無いですが、授業に発展を持ち込まれた場合や、授業以外でも展開を見せられた場合は、評価します。
履修上の注意
・本授業は、考えていることを参加者同士で共有することで、視野が拓かれ学びが深まる場を目指します。くだらないかもしれない、まちがっているかもしれないなどと自己検閲せず、積極的な発言を期待します。 ・履修者の関心によっては文献あるいは授業内容を変更することがあります。 ・日本語を使わない人も履修可能です。