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最終更新日:2025年4月21日
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海事政策論
四面を海に囲まれた我が国の経済・国民生活を支える上で、海事産業は非常に重要な役割を担っている。例えば、輸出入貨物の99.7%は海運により輸送されている。
海事関係の主要分野には、国際・国内の海上輸送(貨物、旅客)、造船、船員、港湾、水先、海上保安等が含まれる。それぞれの分野では、安全確保、事業振興、環境対策、セキュリティ、離島振興、観光振興、人材確保・育成等の視点から必要な政策が議論され、立案、遂行されることになる。また、海事政策においては法令・予算・税制といった国内における措置に加え、IMO,OECD,ILO等国際機関への対応も重要な要素となっている。
この授業では、海事関係の様々な分野の事業や業務の構造、歴史、制度、最近の課題や政策、今後の見通し等について、多面的に理解することを目標とする。このため、中央省庁における実務を踏まえた講義を行うとともに、様々な分野の第一線で活躍している実務関係者の話を聞いて対話する機会、施設の見学等を計画する。
なお、この授業は、大学院横断型教育プログラムの一つである海洋学際教育プログラムを構成する科目でもあることを踏まえ、法律、行政、海事産業等に関する予備知識があまりない者にも理解しやすいように配慮する。
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