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現代ヨーロッパにおける国家とデモクラシー

ドイツとEU
今日のEUを構成する主軸国家たるドイツは、ヨーロッパの「覇権国」とさえ呼ばれることもまれではない。しかし、そもそも第2次大戦後の欧州統合は、分断国家となった西ドイツを西側社会につなぎとめることを主要な動機として始まった。その後、経済大国となり政治的安定を得た西ドイツが統合を主導したが、冷戦の終焉とともに達成された国家統一は、いかにして今日のドイツを生み出したのか、また、その対EU政策はどのようにして形成されるのか。イギリスにおけるドイツ研究の第一人者たちによる近著の購読を通じ、現代のドイツとEUについて考察する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
5122394
GPP-MP6P20L1
現代ヨーロッパにおける国家とデモクラシー
平島 健司
A1 A2
水曜2限
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教室
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
公共政策学教育部
授業計画
まず、第2次大戦後の「ドイツ問題」をめぐる状況や冷戦終焉期におけるドイツ(統一)論などを回顧し、概観した後、主として、Simon Bulmer and William E. Paterson, Germany and the European Union. Europe's Reluctant Hegemon? Macmillan 2019. を順次、購読する。このバルマーとパターソンの目次に沿っていえば、概略次のように進める. 0.イントロダクション 1.戦後ヨーロッパと西ドイツ:「半主権国家」の成立とその内政と外政 2.冷戦の終焉と国家統一:「覇権国」の登場? 3.対外的パワーの源泉 4.ヨーロッパ政策の形成と制度的前提 5.国内政治の主要な主体 6.21世紀におけるドイツのヨーロッパ政策 7.ユーロ危機と「覇権国」 8.「不承不承の覇権国 reluctant Hegemon」?:ドイツの今 9.結論 以上.
授業の方法
演習全体のねらいと歴史的画期について概説した後、参加者の中から各回の報告担当者を決め、報告に続いて質疑応答と議論を行う。
成績評価方法
平常点による。
教科書
教科書ではないが、上記英文図書を中心として進める。そのほか、解説などに必要な雑誌論文などを含め、コピーないしファイルは当方で用意する。
参考書
平島健司『ドイツの政治』東京大学出版会、2017年.
履修上の注意
オンライン形式を予定している。その場合でも初回は対面で実施する。場所などについては追って掲示するので注意されたい。 上記のバルマーとパターソンは、ドイツの対外政策がその国内政治によって形成される、として「新制度論」の観点を強調する。なお、今学期、別に開講される「地域政治C(現代ドイツの政治)」(5122096)では、国家統一以降のドイツ政治の展開が扱われ、並行して受講すれば理解がいっそう深まるものと期待する。