大学院
HOME 大学院 経済刑法
過去(2023年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年3月15日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

経済刑法

経済刑法
経済活動に関わる刑事立法について学ぶ
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
5121040
GPP-MP6L20L1
経済刑法
樋口 亮介
A1 A2
月曜4限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
公共政策学教育部
授業計画
初回のガイダンス、第2・3回は教員によるオンデマンド講義の後、リアル形式の質疑を行います。 第4回-第13回の10回分は学生のグループ報告と質疑を予定しています。 テーマは4つの予定です。1、2は学生報告2回、3、4は学生報告3回の想定ですが、履修者数や希望に応じてガイダンスの際に修正します。 1)刑法の域外適用問題 ①昭和62年改正時(条約に基づく域外適用)、平成15年改正(外国での国民の保護)時の議論 ②現在の課題として、オンラインわいせつ、賭博の規制 2)マネーロンダリング規制 ①麻薬特例法、組織犯罪処罰法の立法時の議論 ②立法後の裁判例、改正の動き 3)電子計算機使用詐欺 ①昭和62年改正時の議論 ②最高裁平成18年2月14日までの議論 ③現在の議論(誤振込、キセル、ETCなど) 4)平成23年情報技術関係の改正 ①実体法:不正指令電磁的記録(コンピュータウイルス問題)、オンラインわいせつ規制 ②手続法:記録命令付き差し押さえ等の導入 ③平成23年改正後の動向として、コインハイブ事件、データ提供命令の罰則による担保 4つのテーマに関する基本情報は第2・3回の講義でお伝えする予定です。 まず立法時の議論を押さえた上で、現在の課題を考えるという形にします。
授業の方法
ゼミ形式を予定しています。 履修希望者は、*****に報告してみたいテーマを1つないし複数送ってください。 期限は9月28日(木)17時とします。
成績評価方法
合否のみの判断です。ゼミの出席と報告で単位認定します。
教科書
なし。テーマごとの立法資料と基本判例の紹介は初回資料で行います。 法制審議会、国会での議論と、判例を指定する予定です。
参考書
芝原邦爾ほか『経済刑法 実務と理論』 経済刑法関係の問題を幅広く取り上げているので、興味がある人はこちらを確認ください。 本江威憙 監修『経済犯罪と民商事法の交錯Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』 民商事法と関連させてあらゆる罪名を検討しています。 鎮目征樹『情報刑法Ⅰ』サイバー犯罪について広く解説がなされています。 いずれも講義で必須ではなく、参考書にとどまります。
履修上の注意
刑法総論、各論、刑事訴訟法の知識があることが前提です。