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最終更新日:2024年4月22日

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国際行政論

国際行政論
国際行政とは国境を越えた相互依存にともなう諸課題を解決するための様々な組織的マネジメントである。国際行政は相互に連関する2つの特質を持つ。第1に国際行政の対象は多量かつ多様である。第2に国際行政活動は諸主権国家制という分権的な統治制度の下で行われる。具体的には、国際行政には多国間国際組織の活動のみならず、二国間等の調整活動やNGO等の活動も含まれる。一般的組織と目的が限定された機能的組織の組織間関係、国際組織、国、地方自治体といった複数レベル間の組織間関係のマネジメントも焦点である。本講義では以上のような国際行政現象について、組織論、管理論(情報、財政、人事、ルール、実効性・アカウンタビリティの確保)、個別分野に関する活動論の観点から行政学的に分析することを試みる。活動論に関しては、国際安全保障(国際刑事司法、科学技術と安全保障を含む)、グローバルな保健・環境課題への対応等の具体的事例をとりあげる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
5112090
GPP-MP5P10L1
国際行政論
城山 英明
A1 A2
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
公共政策学教育部
授業計画
第1部:グローバル・ガバナンスと国際行政の変容: 1. 国際行政の特質とメカニズム, 2. グローバル・ガバナンスの変容と理論的枠組み 第2部:国際行政の組織: 3. 機能別国際組織と戦時共同行政 4. 一般的国際組織-国際連盟,国際連合 5. 地域組織の実験-ヨーロッパとアジア等 6. 国際行政組織の展開と改革-貿易組織,主要国組織,国連改革,官民連携, 第3部:国際行政の管理: 7. 情報資源管理とアジェンダ設定 8. 国際行政における財政-国際組織財政、国際援助 9.国際行政における人事 10.国際行政におけるルール-国際的規制、規制調和、インターフェース 11. 実効性とアカウンタビリティの確保 第4部:国際行政の活動 12. 国際安全保障 13.グローバルな保健・環境課題への対応
授業の方法
講義形式で行う。なお、3回程度、事前に資料に基づいてコメントを提出してもらい、それに基づいて議論する機会を設ける。
成績評価方法
平常点(事例に関する議論への参加等)、レポート及び試験による。
教科書
城山英明(2013)『国際行政論』有斐閣。
参考書
開講時に指示する。
履修上の注意
3回程度、事前に資料に基づいてコメントを提出してもらい、それに基づいて議論する機会を設ける。また、最終的には、自身が関心を持つテーマに関してレポートを提出することを求める。